不遇の時期を過ごしたアンドレアス・バッケルドが約2年ぶり復活の連勝劇/ナイトロクロス第3-4戦

 ダブルヘッダー開催となる2024-25シーズンの第2ラウンドとして、10月5~6日にソルトレイクシティのユタ・モータースポーツキャンパスで争われた北米発のエクストリーム系ラリークロス選手権Nitrocross(ナイトロクロス)第3-4戦は、王者ドレイヤー&レインボールド・レーシング(DRR)に所属するアンドレアス・バッケルドが連勝を飾り、約2シーズンにわたる無勝利の記録を終わらせることとなった。  週末に向け、併催カテゴリーのサイド・バイ・サイド(S×S)クラスには、直近までNASCARエクスフィニティ・シリーズにレギュラー参戦していたヘイリー・ディーガンが2021年以来の復帰を表明。このクラスには、言わずと知れた“レジェンド”ことケン・ブロックの妻ルーシーや、息子のミカ、さらに末娘のキラに加え、今季は最高峰グループEのシートを降りたトラビス・パストラーナも出場するなど、ヘイリーの父ブライアン・ディーガンらも競った北米ラリークロス初期の時代を思い起こさせるラインアップとなった。

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強豪DRRが“ダッジ”と提携。王者ラーソンが『ホーネットR/T』でデビューウイン/ナイトロクロス開幕戦

 北米発のエクストリーム系ラリークロス選手権『Nitrocross(ナイトロクロス)』が、早くも2024/2025年シーズンの開幕戦を迎え、今季も最高峰グループEクラスでは水素燃料電池スタック搭載の1080PS(800kW)、0〜100km/h加速約1.4秒を誇るワンメイクモデル『FC1-X』で争われることに。  初開催地となった9月7~8日のリッチモンド・レースウェイでは、シリーズチャンピオンのドレイヤー&レインボールド・レーシングが、名門『ダッジ』ブランドと提携することもアナウンスされ、今季より新型EVのシルエットをベースとした『Dodge Hornet R/T(ダッジ・ホーネットR/T)』を投入する。

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エーオン・ネクスト・ヴェローチェのハンセン&テイラー組が完全制覇/エクストリームE第3-4戦

 創設4年目にて、早くも最後のシーズンを迎えたワンメイク電動オフロード選手権『エクストリームE』の第3戦と第4戦が、スコットランドにて7月13~14日に開催され、イギリスを本拠とするE.ON NEXT Veloce Racing(エーオン・ネクスト・ヴェローチェ・レーシング)のケビン・ハンセン/モリー・テイラー組が初日セッション完全制覇からの連勝を決め、週末パーフェクトを飾っている。

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フレイザー・マッコーネル届かず。ロビン・ラーソンが2年連続王座を獲得/ナイトロクロス23-24最終戦

 紆余曲折を経て最終戦を迎えた北米発のエクストリーム系ラリークロス選手権『Nitrocross(ナイトロクロス)』のファイナル“ダブルヘッダー”が、3月1~2日にラスベガスのプラネットハリウッド特設コースで開催された。  初日はドレイヤー&レインボールド・レーシング・ウィズ・JCレーステクニーク(DRR JC)所属のフレイザー・マッコーネルが勝利を収め、タイトル候補として最終日の逆転に賭ける展開に。しかし迎えた土曜は僚友のディフェンディングチャンピオン、ロビン・ラーソン(DRR JC)が“クリーンスイープ”を決め、2年連続のシリーズ王者に輝いている。

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NASCAR“レジェンド”ジミー・ジョンソン率いるレガシーM.C.がエクストリームEへ。欠場戦はパストラーナを起用

 ピュアEV最後のシーズンとなる新年度“シーズン4”の開幕を控え、ワンメイク電動オフロード選手権『エクストリームE』の参戦チームや既存体制に続々と動きが出るなか、北米大陸からの刺客となる新規参入チームが登場。今季NASCARカップシリーズでトヨタ陣営にスイッチし、新型『トヨタ・カムリXSE』を走らせるLegacy Motor Club(レガシー・モーター・クラブ)が、チーム共同所有者でもあるジミー・ジョンソン自身のドライブに加えて、欠場ラウンドでのトラビス・パストラーナ起用も含めたシリーズ参画を表明した。

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