
TC2000連覇で自身4冠を達成したリオネル・ペーニャが、息子ティアゴと『ホンダZR-V』をドライブへ
この12月中旬にもシーズン最終戦を終えていたアルゼンチン最高峰のFFツーリングカー選手権TC2000にて、来季2025年に向け早くも体制確定の動きが具体化。ディフェンディングチャンピオンとしてシリーズ連覇を決め、自身4度目のタイトルを獲得したリオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)が、長年在籍してきたルノー陣営を離れ、ホンダへの“電撃復帰”を表明。
来シーズンもファクトリー指定チームを担う組織として、日本でもドライバーとして活動した経歴を持つセバスチャン・マルティノ率いるYPFホンダRVレーシングに加入し、2024年創設の中南米ルーキーカップ登録でタイトルを獲得した息子ティアゴ・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)とともに『ホンダZR-V』をドライブすることが決まっている。
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トヨタ陣営のエース、マティアス・ロッシが待望の復帰後初優勝。王者も今季3勝目/TC2000第7戦
アルゼンチン東部メソポタミア地方に位置するパルケ・アウトドローモ・シウダード・デ・コンコルディアにて、8月31日~9月1日に開催されたFFツーリングカー選手権TC2000の第7戦は、今季よりシリーズ本格復帰を果たしたTOYOTA GAZOO Racing YPFインフィニアのエースで“5冠”王者のマティアス・ロッシ(トヨタ・カローラTC2000)が、レース1で2021年8月15日以来1112日ぶりの復活勝利を飾ることに。
続くレース2では、そのトヨタの宿敵ロッシとYPFエライオン・オーロ・プロ・レーシングのダミアン・フィネンチ(シボレーYPFクルーズ)を仕留めた“3冠”王者のリオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)が、今季3勝目を手にしている。
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緒戦“同士討ち”のトヨタ勢はロッシが意地の2位表彰台。王者ペーニャが今季2勝目/TC2000第6戦
サマーブレイクを経たアルゼンチンが誇るFFツーリングカー選手権、TC2000の第6戦が8月10~11日の週末にコルドバのアウトドローモ・パルケ・シウダード・デ・リオ・クアルトで開催され、休み明けでもルノー陣営のアクシオン・エナジー・スポーツが躍動する展開に。
予選からフルーエンスGTがトップ3を独占するなか、レース1ではファクンド・アルドリゲッティが快勝を決める一方、TOYOTA GAZOO Racing YPFインフィニアの2台は同士討ちに散る失意の展開に。続くレース2でも、シリーズ3冠王者のリオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)が今季2勝目を手にしている。
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ルノー陣営がビリクム初制覇。伏兵の予選初ポールから“王者の息子”が連勝を達成/TC2000第5戦
アルゼンチンが誇る南米大陸最高峰のFFツーリングカー選手権、TC2000の第5戦が6月21~23日にサンフアン・ビリクム・サーキットで開催され、ルノー陣営のアクシオン・エナジー・スポーツが躍動。予選は“伏兵”ファクンド・アルドリゲッティ(ルノー・フルーエンスGT)が初ポールポジションを獲得すると、土曜レース1、日曜レース2ともに20歳の新鋭ティアゴ・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)が連勝を飾り、シリーズ“3冠”王者の父リオネル・ペーニャを差し置いての大活躍を演じている。
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ポールを獲得した3冠の父を出し抜き、新鋭ティアゴ・ペーニャが週末完全制覇/TC2000第3戦
南米大陸において“もっとも技術力の高い”FFツーリングカー選手権と称するTC2000の第3戦が、5月17~19日にアウトドローモ・サン・ニコラスで開催され、シリーズ3冠王者リオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)を父に持つ若干20歳の新鋭ティアゴが、予選ポールポジションを獲得した父を差し置きシリーズ初優勝からの連勝を達成。ルーキーを対象とした中南米カップ登録ながら、歴代TC2000ウイナーの歴史に名を連ねる活躍を演じてみせた。
この5月11日に逝去した往年の名ドライバー、ファン-マリア・トラヴェルソに敬意を表し、その名を大会名に冠した2024年シーズン第3戦だが、前年度にシボレーで同地を制覇し、今季はホンダ陣営のYPFホンダRVレーシングに移籍して連覇を狙うフランコ・ヴィヴィアン(ホンダ・シビックTC2000)も「これは彼の名前が冠されている特別な大会」と、そのレースウイークを前に改めての意気込みを語った。
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