【WECジェントルマン物語vol.1】走れる実業家のオモテ稼業とは。プライベートジェット250機保有って本当?

 WECの最終戦まであと1カ月弱。バーレーンのレースでは、いよいよハイパーカークラスのタイトルが決着するが、それより一足先に、先月の富士戦でGTクラスのドライバーズタイトルが決定した。今年から2クラス制になったことでGTカーの台数も増加。争いは熾烈さを増しているのだが、そこで鍵を握るのが、実はジェントルマンドライバーの面々だ。  必ずブロンズクラスのドライバーを1人は乗せなければいけないというレギュレーションになっているGTクラスではここ数年、シーズンオフに“速いジェントルマン獲得争い”が起きている。その一方、ジェントルマンドライバーの方々は、もちろんビジネスを成功させているやり手揃い。そこで、今回から3パートに渡って、WECのGTクラスに挑戦しているジェントルマンドライバーの素顔をご紹介しよう。  初回は、レクサスとアストンマーティン、フェラーリをドライブしている6人だ。

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WECサンパウロでシュミットが再びレクサスに。負傷のコンウェイはエントリーリストに掲載も復帰は未確定

 6月26日、WEC世界耐久選手権は7月12~14日にブラジル、インテルラゴス・サーキットで開催される2024年シーズン第5戦『ロレックス・サンパウロ6時間』の暫定エントリーリストを発表した。  この中ではクレメンス・シュミットが、アコーディスASPチームのレギュラーであるティムール・ボグスラフスキーに代わって78号車のレクサスRC F GT3をドライブすることが明らかになっている。

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