5月19日、米医薬品大手ファイザーは中国のバイオ医薬品会社、三生製薬との間でがん治療薬の開発・製造・商用化に関する約60億ドルのライセンス契約を結んだと発表した。写真はファイザーのロゴ。2022年5月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)[19日 ロイター] - 米医薬品大手ファイザー(PFE.N), opens new tabは19日、中国のバイオ医薬品会社、三生製薬 (1530.HK), opens new tabとの間でがん治療薬の開発・製造・商用化に関する約60億ドルのライセンス契約を結んだと発表した。三生製薬は現在、非小細胞肺がん、転移性大腸がん、婦人科腫瘍の治療薬候補について臨床試験を進めており、年内に最初の「フェーズ3」試験を中国国内で実施する計画。同社は別途、この治療薬候補は米食品医薬品局に治験薬申請が受理されたと明らかにしている。今回の合意でファイザーは、三生製薬と子会社から中国を除く全世界でのこの治療薬候補に関するライセンスを認められ、中国国内の商用化の権利を取得するオプションも付与された。ファイザーは契約手続き完了後、三生製薬に1億ドル相当の出資も行う予定で、第3・四半期中に実行する見通しだ。私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)の下部組織である欧州医薬品評価委員会(CHMP)は28日、米製薬大手イーライ・リリーのアルツハイマー病治療薬「ケサンラ」の承認を見送った。写真は2020年9月、米カリフォルニア州サンディエゴで撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)[28日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)の下部組織である欧州医薬品評価委員会(CHMP)は28日、米製薬大手イーライ・リリー(LLY.N), opens new tabのアルツハイマー病治療薬「ケサンラ」の承認を見送った。認知機能の低下を遅らせる効果が、患者の深刻な脳腫脹のリスクを上回るほど大きくないことを理由に挙げた。イーライ・リリーはCHMPに再審査を求める計画。欧州委員会がCHMPの承認却下推奨を受理すれば、エーザイ(4523.T), opens new tabと米医薬品大手バイオジェン(BIIB.O), opens new tabが開発した競合薬「レケンビ」は、EUで初めて承認されるアルツハイマー病薬になるための競争面で優位に立ちそうだ。CHMPは2月、安全性データの再評価終了後、レケンビについて改めて推奨する意向を示している。欧州脳評議会によると、欧州のアルツハイマー病患者は約700万人に上る。アルツハイマー病患者の非営利団体アルツハイマー・ヨーロッパは「米国、英国、中国、日本の規制当局が同じ科学的根拠に基づいて承認している医薬品についてCHMPが否定的な見解を示したことは理解し難い」との声明を発表した。私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab