人権派弁護士大弾圧の「#709事件 」から今年で10年。
2015年7月9日の明け方を先駆けとして、中国国内の23省において数百名(オブザーブ団体によって把握された事例は同年9月までで286名にのぼる)の人権派弁護士と法律事務所職員、市民活動家、その家族が逮捕、合法あるいは非合法な尋問、拉致、失踪、居住監視といった弾圧を受けた一連の出来事のこと。
大半がすでに解放されたが、裁判で有罪とされ、長期にわたって拘束された人々も。
この事件が中国国内の人権擁護活動、草の根運動に与えた打撃は大きく、現在まで影響が続いている。
香港ではこれらの出来事をフォローし支援を呼びかける団体「中國維權律師關注組」が存在したが、国安法成立に伴い2021年に活動を停止した。この動きにも関わっていた「支聯會」副主席の鄒幸彤は自身も弁護士資格を持ち、国安法成立後に単独で天安門事件の記念行動を行った。このことによって現在も香港で投獄中。彼女は2023年に韓国の光州人権奨を獄中で受賞した。
この件に関してはいくつかドキュメンタリーが存在し、日本語字幕も用意されている。
https://wqw2010.blogspot.com/2025/05/709.html