#20230424nb 日経ビジネス
from日経Gooday
子宮頸がんのウイルス原因で 増える男性の中咽頭がん
子宮頸がんの原因として知られるヒトパピローマウイルス(HPV)は、実は男性のがんの原因にもなる。
日本産科婦人科学会と日本耳鼻咽喉部外科学会のセミナーから、「男性の中咽頭がん」について大阪大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教授の猪原秀典(ひでのり)氏による講演内容をまとめた。
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HPVは子宮頸がんの原因となることが知られている。しかし、女性の外陰がんや膣がん、男性の陰茎がんのほか、男女に共通する肛門がん、中咽頭がんの原因ともなりうる。
中咽頭がんを原因別に見ると、主に酒・たばこの影響によるものと、主に性行動が影響するHPV関連のものと、大きく2種類に分けられる。いずれの種類も、女性より男性の方が多い。
米国でのHPV関連がんの推移を見ると、#1999y には女性の子宮頸がんが最も多かったが、#2015y の時点では男性の中咽頭がんの方が多くなっている。
日本での中咽頭がんの年間発生数は約5000例と推定され、そのうちの約3000例がHPV関連と考えられる。