作家の#林京子 のことを今知った。
タイトルがどれも格好よく、面白そう。タイトルだけならハードボイルド小説みたい。

"『ギヤマン ビードロ』にて芸術選奨文部大臣新人賞受賞の内示を受けるが、「被爆者であるから国家の賞を受けられない」として辞退"

"原爆を特権化する姿勢があるとして批判もあり、中上健次は「原爆ファシスト」と呼んだことがある"
これは自分にもありそうだけど、ある種の原爆についての芸術には明らかな他にはない空間があるんだよな・・。デュラスのいくつかの作品もそれに広くは入ると思う。
確かに一人一人の死は他の形で沢山あるけれど、一瞬の大量虐殺、その死んでいき方、地球を滅ぼすほどの兵器、など、逃れ得ない巨大さとそれを平気でやっちゃう人間というものへの激しい疑惑と、*これこそ、狂気の後の「日常」なのかも。

そのブラックホールがある文学を#ノーベル文学賞 は認めないだろうけど。