
坂田さん、キダ・タローさん、くるよさん…関西の芸能文化を支えた大御所の訃報相次ぐ
お笑い芸人の 今くるよ さんが27日、膵がんのため、大阪市内の病院で亡くなった。28日、所属の吉本興業より発表された。昨年12月29日には、「アホの坂田」で親しまれたコメディアンの 坂田利夫 さんが、老衰のため82歳で死去。今年の5月14日には、作曲家の キダ・タロー さんが93歳で亡くなったことが伝えられるなど、関西の芸能文化を支えてきた大御所たちの訃報が相次いでいる。 昨年5月には、ABCテレビ『探偵!ナイトスクープ』で初代探偵局長を務めた 上岡龍太郎 さん(81歳)、8月には 吉本新喜劇 の 桑原和男 さん(87歳)、10月には、俳優・コメディアンで「タケモトピアノ」のCM作品でも人気を博した 財津一郎 さん(89歳)が死去。今年3月には、落語家の五代目 林家小染 さん(61歳)が亡くなった。
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『天国の坂田さんに あ〜りが〜とさ〜ん!』追悼特番で西川きよし&ヘレン・寛平・ひびきら語る
MBSテレビは、昨年12月29日に82歳で死去したコメディアン・ 坂田利夫 さんの追悼特別特番『天国の坂田さんに あ〜りが〜とさ〜ん!』を14日に放送する(後2:30〜3:00 ※関西ローカル)。 坂田さんは64年にオーディションを経て 吉本新喜劇 に入団し、「喜劇役者」の道を歩み始めた。一方、 前田五郎 さんとの漫才コンビ「 コメディNo.1 」で数々の賞を受賞。「アホの坂田」の愛称で親しまれ、舞台やテレビなどを中心に幅広く活躍した。
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間寛平、大師匠・坂田利夫さん“最期”を語る 「アーメマ!」絶叫で「生き返りました(笑)」
吉本新喜劇 の 間寛平 ゼネラルマネージャー(GM)が10日、吉本興業大阪本社で『第二十四回 吉本新喜劇GM月例会見』を行った。昨年12月29日に82歳で亡くなった 坂田利夫 さんの思い出を語った。 “アホの坂田”として新喜劇でも愛された坂田さんと寛平は54年間の交流があった。「大師匠」に尊敬を込め、寛平は「ボケは皆に好かれなあかんし、かわいいボケでおらなあかんで。そういう教えでしたね」と継承する決意。「あの感じはできないですね」「あんな芸人もう出てこないでしょう」としみじみ語った。 親族とともに最期を看取ったのも寛平夫妻だった。「クリスマスやからケーキを持っていこう」としたところ、坂田さんが発熱。「26日の(朝)10時ぐらいにヤバいから来てくれへん?となって駆けつけた」と振り返り、夕方頃にいよいよ「ヤバいです。声をかけてやってください」と言われ、「頑張れー!兄さんー!寛平やでー!」などとエールを送り続けたという。「アーメマ!とめちゃめちゃ大きな声で言ってたら生き返りました(笑)」と、29日まで“アホ”を全うした坂田さんを惜しんだ。 この日は、寛平とともに、 すっちー 、 酒井藍 、 アキ 、 吉田裕 の全4座長もそろい、新年の抱負。寛平は「新喜劇のメンバー皆で頑張っていきたい」といい、「動く」としたためた。そして「止まらず、動いて汗をかかないかん。座員も動くけど社員も動いていただきましょう!」と号令。 すっちーは「(新喜劇の知名度や座員の個性を)広げる」、酒井藍は「全座員の健康管理」と目標を掲げ、昨年座長となったアキは「創意工夫」の新喜劇を目指し、吉田裕は「ひとつ」の文字で一致団結をアピールした。
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