> 「ソフト技術」とは、(1)生態学的に健全であり、(2)エネルギー投入が小さく、(3)汚染が小さいかまたはまったくなく、(4)再生可能な物質とエネルギーのみを用い、(5)どんな時代にも機能し、(6)手作業的で、(7)専門性が低く、(8)自然と統合され、(9)民主政治に適合し、(10)技術の限界が自然によって定められ、(11)地域の物々交換に適し、(12)地域文化と両立でき、(13)悪用されにくく、(14)人間以外の種の幸福を前提とし、(15)需要によって技術革新が導かれ、(16)定常経済に適合し、(17)労働集約的で、(18)分権的で、(19)一般に小さいほど効率がよくなり、(20)すべての者が運転の仕方を理解できるものであり、・・・とされている。一転してバラ色のイメージである。
> このハード技術と #ソフト技術 の対比は、近年の #原子力 エネルギーと #自然エネルギー の対比を思わせる。だがウィナーは、この二分法は破綻していると喝破する。
#鯨と原子炉 #ラングドン・ウィナー #適正技術