
レイシャルプロファイリングは「破壊的な固定観念を助長」。海外の裁判所は、肌の色や「人種」に基づく職務質問をなぜ違法としたのか
欧州やカナダを中心に、人種的・民族的マイノリティの原告が、公権力から差別されたことを裁判所に認定され、勝訴したケースは多数ある。そうした訴訟で、各国の裁判所は警察による人種差別をどのように認定し、違法や条約違反だと判断したのか。
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職務質問の経験、「外国人は日本人の5.6倍」。弁護団が調査報告【レイシャルプロファイリング訴訟】
弁護団による調査では、過去5年間で職務質問を経験した回数の平均は日本人の回答者が0.2回だったのに対し、在留外国人は1.9回との結果になった。
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交通違反切符の「基準」、黒塗りの開示を原告が東京都に求める【レイシャルプロファイリング訴訟】
被告の東京都は、警察官に対して「人権研修」をおこなっている証拠として、研修科目のリストを提出。原告側は、研修の具体的な内容を明らかにするよう求めた。
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3歳児への聴取、「必要性を明らかに」と裁判長が東京都に求める。「警察官から人種差別」と訴えた母子の裁判、二審始まる
一審判決は、警察官たちの行為が違法だったと認めることは困難として、原告の訴えを退けている。
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「あいつらは何かやる」。外国人には「とりあえず職質」、その狙いは。元警察幹部が証言【レイシャル・プロファイリング】
レイシャル・プロファイリングはなぜなくならないのか?ある元警察幹部は、「外国人への職務質問は、『当たり』がない時の逃げ道になっている」と取材に語った。
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「外国人は必ず不法行為」愛知県警の文書、「現在は保有していない」と主張【レイシャルプロファイリング訴訟】
原告側が裁判で提出している愛知県警の内部文書について、専門家は「外国人という属性そのものが犯罪者予備軍だと読める書き方で、偏見を直接的に表明している」と指摘する
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日本語を話さなければ「必ず不法行為」。愛知県警、内部資料で2010年にも記載。「ゼノフォビアの表れ」と専門家
愛知県警察が「外国人は入管法、薬物事犯、銃刀法等 何でもあり!!」などと記載した内部資料を、2010年にも作成していたことが分かった。専門家は「日本には差別禁止法が存在しないため、差別的な法執行が事実上合法化されている」と指摘する。
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米コメディアン、豪空港でレイシャルプロファイリングを受けたと訴える「安全だと感じられない」
コメディアンで俳優のエリック・アンドレさんは、「私は一級市民として扱われるために髪を切ったり、スリーピーススーツを着たりしたいとは思いません。入国することで、『自分は受け入れられていない』と感じさせられるべきではない」と話している。
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読者と日本の「レイシャル・プロファイリング」を語る。「ハフポストミーティング」開催【イベントレポート】
レイシャル・プロファイリングの取材を2021年から続けているハフポスト日本版の國﨑万智記者と、「ハフポストファンコミュニティ」のメンバーたちが語り合いました。
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「外国人を狙えば数字稼げる」警察のレイシャル・プロファイリングを生む「ノルマ制度」の弊害
愛知県警察で長年にわたり、「職務質問のプロ」としてのキャリアを歩んできた男性。人種差別的な職務質問の根底には、硬直化した「ノルマ制度」があると取材に語った。
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