(続き)→ 全曲、唄と三線(＋笛)だけのシンプルな演奏で、エコーなどを加えない生の声と弦の繊細なタッチが耳に迫ります。
曲目は、安里氏の故郷・黒島の恋歌「ちんだら節」や竹富島の名歌「安里屋節」をはじめ、西表のデンサー節・与那国のションカネー節などなど、まさに八重山の島々を巡る旅のよう。
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ラストの「トゥバラーマ」では、渋みと艶のある安里氏の声がどこまでも長く響き、胸を打ちます。
安里氏は28歳より民謡を始め、大工哲弘・山里勇吉氏に師事。
石垣島で海人(漁師)をしながらライブ活動を続け、本作でデビュー。
ライナーノーツには藤原新也・池澤夏樹・星野道夫氏が寄稿、名盤です。