一見、ただの古い観光ガイド本のような「沖縄・琉球弧への旅」(1987刊)。
しかし中身は違います!
著者の高沢皓司氏は、後にカンボジアのポル・ポト派やよど号ハイジャック犯なども取材する、気鋭のジャーナリスト。
これはそんな氏による硬派な沖縄ルポであり、沖縄/日本論なのです。
*
取り上げるテーマは幅広く、沖縄の歴史や信仰から食・芸能・社会問題まで様々。
特に沖縄戦や米軍基地、開発と自然破壊の問題などに、多くのページが割かれます。
通り一遍の説明ではなく、自らの体験を交え、また先人の言葉を借りて掘り下げた論考は、時に”政治の季節”の熱気をも帯びます。
*
沖縄の人が今も「日本(ヤマト)という国」と表現する事に、”打ちのめされた”という著者。
沖縄を通して自分のアイデンティティや日本のあり方を見つめ、お前は何者か、日本とは一体何か?と自問します。
そして読者も、日本にいる自分の姿が”沖縄から”どう見えるのか、考えさせられるのです。
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#沖縄琉球弧への旅 #高沢皓司 #社会評論社 #沖縄本
#まめ書房 #mameshobo #mameshobobooks
しかし中身は違います!
著者の高沢皓司氏は、後にカンボジアのポル・ポト派やよど号ハイジャック犯なども取材する、気鋭のジャーナリスト。
これはそんな氏による硬派な沖縄ルポであり、沖縄/日本論なのです。
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取り上げるテーマは幅広く、沖縄の歴史や信仰から食・芸能・社会問題まで様々。
特に沖縄戦や米軍基地、開発と自然破壊の問題などに、多くのページが割かれます。
通り一遍の説明ではなく、自らの体験を交え、また先人の言葉を借りて掘り下げた論考は、時に”政治の季節”の熱気をも帯びます。
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沖縄の人が今も「日本(ヤマト)という国」と表現する事に、”打ちのめされた”という著者。
沖縄を通して自分のアイデンティティや日本のあり方を見つめ、お前は何者か、日本とは一体何か?と自問します。
そして読者も、日本にいる自分の姿が”沖縄から”どう見えるのか、考えさせられるのです。
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#沖縄琉球弧への旅 #高沢皓司 #社会評論社 #沖縄本
#まめ書房 #mameshobo #mameshobobooks