#100分de名著 #侍女の物語
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"支配体制を支える「小母」、権力者である司令官に嫁ぐ「妻」、家事やケア労働の一切を担う「マーサ」、子供を産むための道具「侍女」…女性は4つの階級に分類。分断支配され、徹底して「性」を搾取されていく。支配者達は「女性たちを余計な競争や困り事から解放してやったのだ」と嘯くがそれは巧妙な詐術だ。物語を読み解いていくと「~からの自由」「~への自由」という人間にとって本質的な自由概念の区分に行き当たる。この国家には部分的に「~からの自由」という消極的な自由はあるかもしれないが、どんな存在にもなりうるという「~への自由」、積極的な自由は女性たちから決定的に奪われているのだ。第二回は、女性達を分断支配する巧妙な仕組みに焦点を当て、どのように性搾取の管理社会が成り立っているかを明らかにする。"
アンウーマン、アンベイビー 優生学が読み取れる unfit
「二足歩行する子宮」 バックラッシュが吹き荒れプロライフがうたわれた歴史的背景
cf.村田沙耶香 生殖ディストピアの名手 「安産型ね」と言われ産む性として見張られていると感じた
巻末の議事録 辛辣なユーモアが炸裂 社会生物学の悪用
聖書を歪曲し侍女を正当化 帝王切開や無痛分娩も禁止
『侍女の物語』の中で最も重要 2つの自由 free to free from
閉じ込めていることを守っていると言うような詭弁
モイラが選んだ「自由」は… 消極的自由 ルールメイカーが出してきた選択肢を断れないのがディストピア
ユートピアがディストピアに変わる理由 寡頭政治が危うい 自己修正のメカニズムが働かない
イデオロギーの左右ではなくシステムの構築がうまくいくか
次回からは『誓願』