#侍女の物語 』二夜目。
「わたしたちは二足歩行する子宮にすぎないのだ。神に捧げる器、精を注ぐ歩く聖杯」

「産む機械」を名文にするとこうなる。
結婚した頃「少子化だから頑張って産んでね」「早く両親に孫の顔を見せてあげて」と「お祝い」として言われた時の嫌悪感が蘇る。
「今どき女性差別なんかない」なんて大嘘だ。
私はあの時、間違いなく「二足歩行する子宮」「歩く聖杯」扱いだった。
差別が刃の形をしているとは限らない。
差別は時に祝いのドレス、花束、包装紙の形をしている。
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