2025年から100%持続可能燃料を採用するBTCC、「将来は電動化でなく水素に光明」と最高責任者
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2025年から100%持続可能燃料を採用するBTCC、「将来は電動化でなく水素に光明」と最高責任者

 世界最古のツーリングカー・シリーズとして名を馳せるBTCCイギリス・ツーリングカー選手権の運営団体TOCAを主宰し、近年はFIA世界自動車連盟のツーリングカー・コミッション理事も務めるアラン・ゴウは、2025年に100パーセント持続可能な燃料を導入するとアナウンスしたBTCCの将来に対し「この決断が我々の大きな功績になる」と断言し、将来的には「電動化ではなく水素燃料がシリーズの長期的な未来を保証する可能性がある」との考えを明かした。  鳴り物入りで2022年に導入した共通ハイブリッド機構のプログラムを正式に終了し、新たに100%持続可能な燃料を導入する急転直下の英断を下したTOCAだが、実は2024年シーズン中には新燃料に対するトライアルが実施されており、最終戦手前の第9戦シルバーストンではダリル・デレオン(ダッカムス・レーシング・ウィズ・バーターカード/クプラ・レオンBTCC)をサンプルカーに指定し、続く最終ブランズハッチまで2戦分のデータ収集を進めてきた。

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2022年に導入したばかりの共通ハイブリッド機構を破棄、来季より100%持続可能燃料を採用へ/BTCC

 世界最古のツーリングカー・シリーズとして名を馳せるBTCCイギリス・ツーリングカー選手権の運営団体であるTOCAは、今季最終戦を経た10月31日に重要な変更をアナウンス。2025年より100%持続可能な燃料を導入し、これに伴い2022年に肝入りで搭載した共通ハイブリッド機構の廃止を決断した。  まさに急転直下の英断を下したTOCAだが、これによりBTCCはイギリスで初めて持続可能な合成燃料を全面的に採用する選手権となり、すべての車両がハルターマン・カーレス社が供給する新燃料の『Hiperflo ECO102 R100』で走行。この燃料は「パフォーマンス、互換性、持続可能性を最大限に高めるために特別に設計、配合されている」という。

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