トーヨータイヤ装着のGRスープラが戴冠。ニュルブルクリンク耐久シリーズ第7戦で1-2達成

 トーヨータイヤの『PROXES』を装着したトヨタGRスープラGT4エボを走らせるTOYO TIRES with Ring Racingは10月19日、ドイツのニュルブルクリンクで開催されたNLSニュルブルクリンク耐久シリーズ第7戦『NLS5』においてクラス優勝を飾り、SP10クラスのシリーズチャンピオンに輝いた。  自動車メーカーやタイヤメーカーが、とくにスポーツカーやスーパーカーの開発において重きを置くことから“聖地”とされている“ノルドシュライフェ”ことニュルブルクリンク北コース。高低差300m、170以上のコーナーを有する全長約20kmの同レーストラックを舞台に開催されるNLSは、有名なニュルブルクリンク24時間レースに参戦するドライバーがコースの習熟や実戦テストなどを目的として出場する耐久レースシリーズだ。

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ニュルで6分30秒切り! F1技術を用いた『メルセデスAMG ONE』が市販車最速タイムを更新

 メルセデス・ベンツは10月2日、マーロ・エンゲルがドライブした『メルセデスAMG ONE』がドイツ・ニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)における量産車の最速タイムを塗り替えたと発表。全長20.832kmの同コースで6分29秒090という公式ベストタイムをマークしたことを明らかにした。 “グリーンヘル(緑の地獄)”の異名を取るニュルブルクリンク北コースにおいて、市販モデルが6分30秒の壁を破ったことはこれまでになく、従来のレコードタイムは6分35秒183だった。これは2022年11月にAMG ONEが記録したものであり、メルセデスのハイパーカーは今回、当時のレコードから5秒以上タイム縮めることに成功した。

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BMW M4 GT3“エボ”がニュルで初テスト。2025年正式デビューを前に、レース参戦も検討中

 BMWは、2025年にカスタマーの手によりデビューする予定の、M4 GT3のエボルーション(EVO)パッケージで、ノルドシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)での初テストを実施したと発表した。  ファクトリードライバーのイェンス・クリングマンとアウグスト・ファーフスは、5月に発表されたのと同じカラーリングで飾られた、アップデートされた車両のステアリングを交代で握り、8月初旬にノルドシュライフェを走行した。

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初のニュル挑戦に「あえてコースを覚えることはしなかった」小林可夢偉。トヨタのドライバーは都度変更へ

 4月6日・7日に開催されたNLS(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)の第1戦(第64回ADAC ACASカップ)と第2戦(第63回ADAC Reinoldus-Langstreckenrennen)に、小林可夢偉、小高一斗、平良響、野中誠太というトヨタGAZOO Racingの4名のドライバーが、GRスープラGT4 Evoを駆り、ノルドシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)へ初挑戦を果たした。 <h2>■『まずは座学と実車講習』というニュルの掟</h2>

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