「子供にも読める平易な言葉を組み合わせ、でもちょっと高度な用語をちりばめて興味を引いて読んでもらうんだ。海賊は楽しいぞってお話を。真剣に読めば仲間を思う気持ちや善悪の捉え方なんかもわかる。お話を読んで世界を夢見て船出するような大人を育てること。それが…」
「…私は文章原稿の妖精…。それが貴方の望み?」
「何だ君は? 突然現れたな。まあそう、それが望みではあるが?」
「そして子供たちの将来の夢をリアルに描く、と。本当に素晴らしいわ」
「ありがとう。例えファンタジーでも、なるべくリアルに、本当の事のように書くのが僕の売りなんだ」
「ええ、認めます。これは良い原稿。そのまま翻訳して実行すれば正しい結果がえられそう」
「一体君は何をいってるのだ?」
「言ったでしょ、私は原稿(スクリプト)の妖精。翻訳者(インタプリタ)に渡せる、間違い(エラー)のない原稿を探しているの。たとえ今は環境がなくて動作できないとしてもね」
「すまん。何のことだか」
「貴方の原稿、リアルな海賊を描いてるのよね?」
「ま、まあ、そうだが」
「よし、通報!」
「えっ!?」
#500ss