2026/03/27

ビンテージショップから依頼されて古いラジオやデスクライトなどを改造や修理をしているが、電子回路や電気系に関しては数をこなしているので要領よく出来る。だからそんなに時間は掛からない。

最も時間を取られて面倒なのがクリーニング作業。
古い真空管ラジオにはホコリが1ミリ・2ミリ積もっているのがあたり前。そんな状態のものをワークベンチで分解したら部屋にホコリが舞い散って大変なことになる。

私の場合、最初の分解作業は屋外で行う。シャーシを引き出してエアーコンプレッサーでホコリを吹き飛ばす。それから洗剤を使って汚れを落として、日陰で乾燥させてから室内に持ち込む。
室内に持ち込んだ後も気になるところは湯洗いする。それから外観(ケース)をクリーナーで磨き上げる。

そのようなことを親しい業者さん(その方は陶器、布、刀剣など古物を扱っている)と話すと、「そうそう、そうなんや。掃除が一番手間な作業や」と仰った。
Instagramや骨董市では綺麗な商品写真を載せたり、売ったりしているけれど、その裏ではホコリや汚れと格闘してるんだな。

(追記)

先に書いた業者さんも私も見えないところまでクリーニングしますが、見える所だけ綺麗にして見えない内部はホコリが付いたままで販売している業者も沢山います。

わたしが「これは酷いな」と思ったのは、古いアメリカ製真空管ラジオをメンテナンス済みと称して売っていたが、実態は内部にホコがリ3ミリ程度積もったままで電解コンデンサだけを交換。複数箇所あるシャーシの固定ネジは1ヵ所のみ締付。それ以外は固定せず(おそらくインチねじを持っていなかったのだろう)。というのもありました。
それ以外にも、レトロ扇風機を分解しない状態でジャブジャブ水洗いして乾燥させて販売している業者も知っています。乾燥させたといってもケース内部には水が溜まった状態だから、スイッチ等の金属部分は錆が発生するでしょう。