生命のオアシス|Deadly_Poison

 どこまでも続く、深淵の海。  光もなく、音もなく、ただ静寂だけが支配する漆黒の世界。冷たい闇が、永遠に広がっているかのように思える場所。  その、あまりにも広大な虚無の海に、ぽつんと浮かぶ、瑠璃色の宝石があった。  それは、息をのむほど美しい、一粒のビー玉。  誰が作ったのか、どこから来たのか、誰も知らない。けれど、その存在は、暗闇の中で奇跡のように輝いていた。  ビー玉は、繊細なしゃぼん玉の膜をその身に纏っている。そして、そのしゃぼん玉の中には、フワフワ、モクモクとした真っ白な綿飴が、ゆっくりと漂っていた。まるで、ビー玉の夢や憧れが、形になったみたいに。  ビー玉は、ただそこに在る

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