沖縄戦の戦没者全員の名前が刻まれた、「平和の礎(いしじ)」。
国籍や住民/軍人の区別なく刻銘され、1995年の設立から今年で30年を迎えます。
こちら『沖縄「平和の礎」はいかにして創られたか』は、その理念や建設経緯、遺族との関わりなど様々なエピソードをまとめた書籍。
(続く)→
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(続き)→ 90年に沖縄県知事となり、沖縄戦の継承と世界への平和発信を推進した、大田昌秀氏の下で礎の計画がスタート。
戦没者名簿の整備・建設場所の選定・デザインコンペなどの課題を一つずつクリアし、感動の除幕式を迎えるまでの経緯を、当時県庁職員として奔走した高山朝光氏・比嘉博氏が解説。
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また沖縄戦研究者の石原昌家氏は、戦没者の名を一堂に示す礎が、戦跡を再現し戦争の結果を可視化する/遺骨が無い遺族には、刻銘された名前が遺骨の代替となる/礎の究極の根源は、人が生きた証として名を刻む行為にある…と所論を展開。
沖縄だけでなく、県外でこそ広く読まれるべき一冊です。