#lfj2025 公演315
〈アメリカ仕込みのアーティストたちが奏でるニューヨークの「生」
私が今年最後に聴いたのは、オーケストラと2つのジャズトリオ、そしてサックス四重奏団が共演する、アメリカの作曲家の三曲。
ガーシュウィンの2曲は、それぞれオーケストラとトリオの個性が組み合わさる。ぶつかり合わずに、でも遠慮することはなく、絶妙なバランスで融合する。「ラプソディ・イン・ブルー」は途中でオーケストラも原曲から離れて、最後には戻って来る瞬間が最高だった。
「アルテミスへの夢」は、現代の作曲家による、宇宙をテーマにした作品。それぞれの楽章に、シリアスさも希望も感じる。
今年のラ・フォル・ジュルネのテーマは都市の記憶で、様々な年代の都市をテーマにした曲が演奏された。その一つの到達点が、20世紀、21世紀はじめのアメリカ、ニューヨークだった、ということなのかな。
でも、5年後、10年後に同じテーマでプログラムを組んだら、また新たな時代の都市があるはずで、それはいつか聴いてみたい。