映画『野生の島のロズ』に見る分断の時代のしたたかな戦略:プログラムを超えて生きることは陣地戦である|髙橋優 #note #コンテンツ会議

https://note.com/iovis_takahasius/n/nc8ccf97e3fa9?sub_rt=share_sb

2月分更新。『ペルリンプスと秘密の森』も思い出しながら、内側に潜入し、少しずつ変革することについて考えました。

#野生の島のロズ

映画『野生の島のロズ』に見る分断の時代のしたたかな戦略:プログラムを超えて生きることは陣地戦である|髙橋優

 2025年2月7日、クリス・サンダース(Chris Sanders)の監督作『野生の島のロズ』(2024年、原題はThe Wild Robot)が日本で公開された。ドリームワークス・アニメーション30周年記念作品にあたる本作は、一方で分断や差別を乗り越える家族愛や相互扶助を美しくも気高く描き出した希望の物語であった。しかし他方で、分断の時代における行動は粘り強くしたたかな戦略を必要としているが、それはときに構造や体制の温存や現状への屈従と紙一重の差しかないということを暗に示す作品でもあった。  本作は、無人島に漂着した最新型アシスト・ロボットのロズ(正式名称はRozzum unit

note(ノート)

noteの #コンテンツ会議 応募作品の中で、『野生の島のロズ』(The Wild Robot)評が先週特にスキを集めたと通知が届きました。 お読みいただいた皆様、いいね・拡散いただいた皆様、嬉しいコメントをくださった皆様、ありがとうございました!
#野生の島のロズ

https://note.com/iovis_takahasius/n/nc8ccf97e3fa9

映画『野生の島のロズ』に見る分断の時代のしたたかな戦略:プログラムを超えて生きることは陣地戦である|髙橋優

 2025年2月7日、クリス・サンダース(Chris Sanders)の監督作『野生の島のロズ』(2024年、原題はThe Wild Robot)が日本で公開された。ドリームワークス・アニメーション30周年記念作品にあたる本作は、一方で分断や差別を乗り越える家族愛や相互扶助を美しくも気高く描き出した希望の物語であった。しかし他方で、分断の時代における行動は粘り強くしたたかな戦略を必要としているが、それはときに構造や体制の温存や現状への屈従と紙一重の差しかないということを暗に示す作品でもあった。  本作は、無人島に漂着した最新型アシスト・ロボットのロズ(正式名称はRozzum unit

note(ノート)