#20230501nb 日経ビジネス
時事深層
双日が打ち込む経済安保のくさび 日本の国益超えたレアアース
双日とエネルギー・金属物質資源機構(JOGMEC)がレアアース(希土類)の権益を取得した。日本勢初の「重希土類」と呼ばれる鉱物の権益で、電気自動車(EV)のモーター用磁石に使う。
中国がレアアース関連技術の輸出禁止に動く中、日本のみならず欧米の経済安全保障でも大きなくさびとなる。
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双日とJOGMECは #202303m 、共同で設立した日豪レアアースを通して、レアアース大手の豪・ライナスに約2億豪ドル(約180億円)を出資すると発表した。
ライナスが保有する豪州西部マウント・ウェルド鉱山で生産するジスプロシウムやテルビウムといった重希土類について、最大65%を日本向けに供給する契約を結んだ。
重希土類が含まれる鉱石は豪州からマレーシアに輸出。同国工場で元素を分離・精製し純度を上げる。その後、日本に出荷し磁石メーカーなどが製造工程で添加剤として使う。用途の約半分は磁石だ。