『 #ハルビン』 #キム・フン、蓮池薫/訳 | 新潮社 https://www.shinchosha.co.jp/book/590194/
同名タイトルの映画公開前に予習も兼ねてずっと読みたかった #김훈 < #하얼빈>をやっと #読了
蓮池さんって、あの蓮池さん!?と思ったら、そうだった
抑制的な筆致が読みやすく、でも軽くもなくよかった。邦訳では割愛されてしまっているが原書には詳細な注釈が付いており、かなり文献を調べられてそれに基づいて書かれているのがわかる。これは創作物なんだと念頭には置きつつ事実(歴史)を読んでいるという感覚になる。小説と描き方違うと思うのでその比較含めて映画も楽しみ
章ごとに伊藤博文と安重根の動向が交互に書かれ小説の半分くらいのところの暗殺で二人が初めて邂逅する構成がちょっと映画『クライング・フィスト』みたいで熱い
伊藤博文と安重根の運命が交錯するハルビン駅(鉄路)のイメージの使い方が良い
ずっとキリスト教のイメージが挟まれてるのも個人的に興味深かった。安重根の義挙に対するカトリック教会の対応含めて。序盤から後の安重根の運命を暗示するかのようなゲッセマネの絵の使い方とかも印象的。復活祭の前日に処刑され、賛美歌で幕を閉じる
#韓国文学 #読書
同名タイトルの映画公開前に予習も兼ねてずっと読みたかった #김훈 < #하얼빈>をやっと #読了
蓮池さんって、あの蓮池さん!?と思ったら、そうだった
抑制的な筆致が読みやすく、でも軽くもなくよかった。邦訳では割愛されてしまっているが原書には詳細な注釈が付いており、かなり文献を調べられてそれに基づいて書かれているのがわかる。これは創作物なんだと念頭には置きつつ事実(歴史)を読んでいるという感覚になる。小説と描き方違うと思うのでその比較含めて映画も楽しみ
章ごとに伊藤博文と安重根の動向が交互に書かれ小説の半分くらいのところの暗殺で二人が初めて邂逅する構成がちょっと映画『クライング・フィスト』みたいで熱い
伊藤博文と安重根の運命が交錯するハルビン駅(鉄路)のイメージの使い方が良い
ずっとキリスト教のイメージが挟まれてるのも個人的に興味深かった。安重根の義挙に対するカトリック教会の対応含めて。序盤から後の安重根の運命を暗示するかのようなゲッセマネの絵の使い方とかも印象的。復活祭の前日に処刑され、賛美歌で幕を閉じる
#韓国文学 #読書