令和6年春、あづま山麓エリアに、日本酒、ビール、ワイン、どぶろく等、多様な酒を醸造する5つの醸造所が集結しました。 酒造りの方針や伝統を守りながら酒蔵のブランド品質を維持し、志をもって酒類を製造・販売する“造り手”である5人の『蔵元』は、どうしてこの地で酒造りをはじめたのか?それは、本市固有のあづま山麓エリアの魅力を言葉に出さずして語られません。本市では、5人の蔵元が集うゾーンを「あづま山麓ふく酒街道」と命名し、あづま山麓エリアで多種多様なお酒で旅を楽しむエリアとして認知度向上を図っております。 このような蔵元の一人一人の想いを表現し、あづま山麓エリアの自然から生み出される多様な酒(SAKE)を味わうことを通して、首都圏及び世界に売り込み、地方誘客への促進及びインバウンドを見据えた消費拡大(外貨獲得)を目指し、蔵元ツーリズムとして事業を展開してまいります。 5人の蔵元のご紹介~なぜこの地で酒造りをしているのか?彼らの想いに耳を傾けてみて。~ 【日本酒】金水晶 四季の蔵(外部サイトへリンク) 明治時代に創業した金水晶酒造。令和6年春に福島市松川から福島市荒井に醸造所を移し、水質日本一の荒川の伏流水と福島県産米を使って酒造りをする市内唯一の日本酒の酒蔵です。超硬水でお酒の味を極めたいとの覚悟で、松川から荒川に醸造蔵を移した金水晶酒造。荒川の伏流水により造られるお酒は、すっきりした風味と香り豊かな仕上りが自慢の逸品です。 「観光客の皆さんにオンリーワンを伝えたい」と話すのは、 社長の齋藤湧生さん。醸造所では、蔵見学(要予約)や酒造りの行程が学べるよう、動画を作成し放映するなど、お酒造りの想いを垣間見ることができます。「多くの方に福島の自然が醸し出す味を堪能してほしい。名水の価値を生かした新商品開発にも全力で取り組みチャレンジし続けたい」と語る社長の目は輝いていました。 【クラフトビール】みちのく福島路ビール(外部サイトへリンク) 市西部にある「アンナガーデン」に創蔵して28年という、歴史あるクラフトビール醸造所。全国的にも珍しい23基ものタンクを使って、吾妻山系の伏流水とユーロモルト、チェコホップ、ドイツ酵母を基本に、じっくり丁寧に造られた味が自慢です。超軟水の荒川の伏流水を使い、地元の果物や米、酵母が醸すビールは、柔らかな味に仕上がります。生粋のドイツ製法から造られるピルスナーをはじめ、IPA、ラガー、フルーツビールなど、豊富なラインナップが揃います。店舗前の花畑の奥から笑顔で迎えてくれるのは、常務取締役の吉田博子さん。「工場長たちが試行錯誤の上で作り上げたバリエーション豊かなこの味を、お客様にしっかり伝えるのが私の役目。」といつも笑顔でお迎えしてくれます。「東日本大震災の際に”福島”という名前を諦めようと思ったが、多くの人のバックアップのおかげで”福島”を諦めずに掲げてやって来れたことが今につながっています」と語る博子さんの目には未来への覚悟が感じられました。 【どぶろく】おららの酒BAR醇醸蔵(外部サイトへリンク) 土湯温泉町の新たな特産品として2020年に誕生した「どぶろく」。地域おこし協力隊をきっかけに移住した太田泰さんが手がける逸品は、どぶろくでは珍しい「3種類」の味わいが楽しめます。 地元の酒米農家や麹生産者と研究を重ね、多くの方に愛される味を極めて造られ、醸造から瓶詰めまで一本一本丁寧に造られるどぶろく。口に含むとふわっと広がる麹の香りがたまりません。 「お客さんが口に含んだときに表情が変わるんです、それが一番嬉しい」と語る太田さん。土湯温泉街の店舗では、唯一「生どぶろく」が味わえるものならではのポイント。さらに今後、古代米を使用した新たなどぶろくがお目見え。飲む方の笑顔を想像して造られた新たな味に期待が高まります。 【ワイン】吾妻山麓醸造所(外部サイトへリンク) 2019年、吾妻山のふもとの扇状地に誕生した小規模ワイナリー。サワガニが棲むほどの美しい清流が湧き出すこの土地で、醸造所のシンボルマークにある吾妻小富士を背に、福島市内を一望できる素晴らしい景観が広がる場所。店内では、ワインの試飲(有料)ができるほか、週末にはポップアップストアによるランチが味わえます。目指しているのは、土地の個性を生かしたワイン造り。「近くの温泉地からの香りが、ブドウ果皮に吸着し、唯一無二のテロワールを表現したワインになると考えています」と話すのは社長の牧野修治さん。「味わう喜びを発信しながら、福島の魅力を東北、国内、世界へと広げていきたい」と熱い想いが溢れます。福島市を一望できるテラスでは、ブドウ畑を眺めながら、ゆったりとした時間を味わうことができます。吾妻山麓醸造所を拠点に地域のたくさんの方々とつながりながら「ふくしまの美味しさ」を創り、県内外の皆様にお届けしています。 【クラフトビール】Yellow Beer Works(外部サイトへリンク) 東日本大震災の後、復興支援を機に自分たちの手でビールを造ろうと決意しオープンした「イエロービアワークス」。吾妻山のふもとの大笹生に醸造所を構え、福島駅近くの大町にはタップから生ビールが味わえる店舗があります。 「こだわりは飲みやすさ。ビールが苦手な人でも飲みやすいビールを目指しています」と語るのは店長の加藤絵美さん。自家栽培の野菜や地元の果樹農家の果物を加え、季節を感じるフレーバーが楽しめるのも人気の秘密です。 店舗には終日多くのお客さんで賑わいます。「農業とビールづくりの両立は大変だが、それ以上にやりがいがある。ビールを通してコミュニティの拠点を作ることができたのは嬉しい」と笑顔で話してくれました。 今後、全国のクラフトビール製造の方とコラボをするなど、さらにチャレンジが続きます。 蔵元のメッセージなどはazumasanroku Instagram(外部サイトへリンク)をご覧ください。 【開催決定!】あづま山麓の酒×ビビビビアフェスin福島~あづま山麓ふく酒街道と代官山「ビビビ。」がコラボ!~ 福島市・あづま山麓のお酒と、全国のクラフトビールを味わい造り手の想いにビビビッとうたれる2日間! 東京から約90分でたどり着く福島市・あづま山麓エリアには、磐梯朝日国立公園・吾妻山の大地から流れ出る豊かな伏流水を使って酒をつくる5人の蔵元がいます。「なぜこの地で酒づくりをするのか?」について、蔵元のトークに耳を傾けながらお酒を味わってみませんか。クラフトビール、ワイン、どぶろくがあなたをお待ちしております♪今回はなんと、代官山のクラフトビール専門店「ビビビ。」とのコラボ企画!福島市の造り手と「ビビビ。」がセレクトする優れた全国の造り手たちが新たな魅力をお魅せするビビビと熱い2日間のイベントです! 福島駅から徒歩5分のまちなか広場に新たな風が!ぜひ足をお運びください♪ 日時 令和7年5月9日(金)16時から21時 令和7年5月10日(土)11時から20時 場所 福島市まちなか広場(福島市本町17番1) 参加費 入場無料 内容 ●あづま山麓ふく酒街道のお酒販売 みちのく福島路ビール(地ビール)、吾妻山麓醸造所(ワイン)、おららの酒BAR・醇醸蔵(どぶろく)、YellowBeerWorks(地ビール) ●全国のクラフト醸造家のお酒販売(5社) CRAFTBANK(京都)、鍵屋醸造所(神奈川)、THEKICHI(栃木)、本庄銀山ブルワリー(埼玉)、バタフライブルワリー(愛知) ●蔵元のトークセッション(MC:友清哲氏)※10日は手話通訳士を配置 ●あづま山麓パネルの展示、動画放映 ●キッチンカー出店 その他のまちなかのイベントへもぜひ足をお運びください! ふくしま街中賑わいカレンダー(外部サイトへリンク) ※終了しました。「あづま山麓ふく酒街道×物産館おすすめ土産ペアリング」販売! in 福島県観光物産館 福島県観光物産館との連携により、各蔵元代表のお酒と物産館で取り扱っている福島のお土産品を組み合わせ、ご自宅でも楽しんでいただけるペアリング商品として販売することとなりました。吾妻山の自然の恩恵から造られるお酒と福島の食材を、この機会にぜひお楽しみください。 3月7日(金)からは、観光物産館内の「ふくしまラウンジ」にて、お酒とお土産品の実食販売します。 ぜひ福島県観光物産館に足をお運びください♪ 詳細は福島市観光ノートのレポート記事(外部サイトへリンク)をチェック! 期間 令和7年2月21日(金)から1か月程度 実食販売は3月7日(金)~9日(日)、3月14日(金)~16日(日)の6日間 場所 福島県観光物産館(外部サイトへリンク) 期間限定!福島県観光物産館内の「ふくしまラウンジ」にてあづま山麓ふく酒街道各蔵のお酒1杯と物産館長オススメのペアリングおつまみをお召し上がりいただけます。 ぜひ、あづま山麓で造られるお酒を飲み比べ、福島に酔いしれてみてはいかがでしょうか。 会場でお待ちしております! 期間 令和7年3月7日(金)~9日(日)、3月14日(金)~16日(日)の6日間限定 午前11時~午後7時(なくなり次第終了) 場所 福島県観光物産館(外部サイトへリンク)内「ふくしまラウンジ」 価格 各蔵元のお酒1杯とペアリングおつまみ 各セット1,000円 【4/1販売開始!】ふく酒×旬の地場産品でおもてなしぺアリングディナープラン(土湯温泉山水荘) 福島プレディスティネーションキャンペーンを記念し、あづま山麓の旬を味わう「あづま山麓ふく酒街道」の5種のお酒とふくしまの旬を感じるお料理&発酵食が楽しめる宿泊ディナープランです。 1日10組様限定商品です! 福島の美味しいお酒とお料理で「福島に酔いしれる旅」を、この機会にぜひお楽しみください。 問合:水織音の宿 山水荘(外部サイトへリンク)024-595-2141(受付時間9:00-18:00) 【準備中…】福島に酔いしれる旅~あづま山麓の酒と旬を味わうペアリングディナー付ツアー~ あづま山麓エリアに活きる5人の蔵元を巡り、福島の旬の食材をつかったペアリングディナーを堪能する2日間の旅。 お酒の種類は違えど、同じ志をもって酒造りをする蔵元たち。この旅は、単純に酒を味わうだけではなく、5人の蔵元の”想い”や”人柄”に触れながら、蔵元たちが自然の水の恵みの恩恵を受け「”ここで”酒造りをしている」ストーリーを巡る旅です。 蔵元を巡りながらあづま山麓の自然の中で彼らの想いを”酒と共に味わい”、夜は福島三名湯の一つ”土湯温泉”にて、旬の地域食材を使った”ここだけの”のペアリングディナーに酔いしれる、ここでしか味わえない特別宿泊プランです。 令和7年春より本格的に販売を開始します。お楽しみに! ※詳細は、こちらのページでご案内します。
昨年、大きな反響を呼んだ東京『大山 酒蔵ふぇす 』が、今年も開催される。江戸時代から明治にかけて発展してきた山形県鶴岡市大山地区の酒造業。今は全国有数の「酒どころ・銘酒の産地」として知られている。昨年は大山地区の4蔵が参加した東京会場『大山 酒蔵ふぇす』と山形の『大山新酒・酒蔵まつり』の会場をリアルタイムで中継を結びながら開催し、話題を呼んだ。そこで今年も東京での開催を決定。昨年よりも規模を拡大し、12月8日に東京・丸の内を会場に開催される運びとなった。庄内ゆかりのおつまみとともに、しぼりたて瓶詰めの新酒、こだわりの銘酒を存分に楽しめるイベントとなる。当日は「やまがた特命観光つや姫大使 」、そして「鶴岡市ふるさと観光大使」でもある『歌舞伎役者 中村橋吾』(山形県鶴岡市出身)がパフォーマンスやMCで会場を盛り上げる予定だ。歌舞伎役者・中村橋吾氏は語る。「『大山酒蔵まつり』は地域の文化で、宝物です。その宝物を凝縮して東京に持ち込みます!このイベントにご参加いただくことは、地域の宝であるこの祭りを、未来永劫、末長く、存続させるための地域貢献につながります。皆々様におかれましては、ご友人様をお誘いあわせの上、是非に御参加いただけましたら幸いです。合言葉は '呑もうじゃないか'。皆さまのご来場を心よりお待ちしております!」『大山 酒蔵ふぇす 』公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/sakefesyamagata.japan?igsh=MWJvOTl5dHhoN21zeQ==【開催概要】■出展酒造加藤嘉八郎酒造冨士酒造渡會本店羽根田酒造■日時2024年12月8日(日) 12:00~18:00■会場3×3 LabFuture (東京都千代田区大手町1-1-2大手門タワー・ENEOSビル1F)https://www.33lab-future.jp/■前売入場チケットおひとり様 3,500円※入場チケットは当日販売もございます。おひとり様 4,000円※入場チケットは3部制です。購入した時間帯にのみ有効です。【第1部】入場時間 12:00~14:00【第2部】入場時間 14:00~16:00【第3部】入場時間 16:00~18:00以下の販売WEBサイトにて希望の時間帯を選択し、チケットをご購入いただけます。(途中での入退場可)《チケット販売WEBサイト》https://www.zenryo-marupay.com/marupay/event/select-item/E2411080007?shop_code=000236&key=RZ6XkbGbbM
中国山地の山間にある島根県飯南町の酒蔵で、社長のある行動をきっかけにSNSで大きな反響を呼んだ。「至って普通のことをしたまで」と語る社長だが、全国から注文が相次ぐなど思わぬ波及効果も出ている。その背景を取材した。島根県飯南町、中国山地の山間の町にある小さな酒蔵で、このほどある「異変」が…。赤名酒造・三島崇暁社長:大変多くの注文をいただきまして、大変ですが非常にうれしく思っております。実は2025年に入りって日本酒の注文が殺到しているいいます。その理由は…。赤名酒造・三島崇暁社長:「X」でここまで“バズる”とは思ってなくて、非常にびっくりしています。赤名酒造の三島社長が、1月上旬にSNSの「X」に投稿した一枚の画像。酒蔵の店先に「日の丸」を掲げた様子です。赤名酒造では、祝祭日に合わせ日本国旗を掲揚していますが、1月13日の「成人の日」も同様に掲げていました。すると「X」のコメント欄に、「他国を威嚇するようなことは止めなさい」という趣旨の書き込みが…。※このコメントは現在は削除されている投稿した三島社長は、「政治的な意図は全く無かった」と言い、なぜそのような反応が示されたのかが疑問だとして、「国旗はこれからも掲げる」とさらに投稿したと言います。赤名酒造・三島崇暁社長:理不尽なことに対しての対応をしただけ。通常のことをした、特別なことは何もしてない。するとこの投稿が「大バズリ」!投稿から約1週間で、一連の内容すべて合わせて1億ビューに達しました。フォロワー数も、約1万9000人だったのが、今では約6万4000人に。※3月7日時点思わぬ反響に驚きつつも三島社長は、「ひと昔前は家庭や会社、公共施設などで当たり前だった祝祭日の国旗の掲揚が、現在はやりにくい社会になってしまったことが、この様な共感を生んだのでは」と話します。その反響は日本酒の売り上げにも…。ネットでの注文数は、これまで月100件ほどでしたが、投稿した1月13日からの1週間で約700件になり、また県外から酒蔵を直接訪れた人も1日約100人に増えたということです。このため売り切れた商品もあるということです。さらに「波及効果」は、赤名酒造がある飯南町にも。日本酒以外の特産品も売れるようになり、「ふるさと納税」も増えているということです。赤名酒造・三島崇暁社長:地域の他の特産品なども一緒にご購入いただいていまして、そこは(地域の)皆さんと一緒に盛り上がっている感じがして、非常にありがたく思っております。「当然の行動として掲げた日本国旗」の投稿が、「かつてない反響」を呼んだ赤名酒造。三島社長は、これを一過性の現象とせず、飯南町を知ってもらうきっかけとなって、地域が盛り上がればと期待しています。