[日記] ゼロ初級のクラスで「長音」について説明
「くう」や「こう」などの「う」の音、どちらも「う」と書きますが、読み方が違います。「空港(くうこう)」「高校(こうこう)」など初学者にとっては、なかなか難しい。
*犬山の授業は見学可能です。教師の方、教師を目指している方、#日本語教育 に興味がある方、お気軽にご連絡を。過去の見学の感想 → https://www.blog3.inuyamatw.com/blog/20250315
授業見学の感想(大学生)20250315

【授業見学の感想】 去年から今年にかけても多くの方(教師の方、旅行者の方など)が見学にいらっしゃっています。今回は日本の大学生が授業を見に来てくださいました。ありがとうございます!   * ■ Mさんの感想 先日は授業の見学をさせて頂きありがとうございました。 私は大学で約2年半ほど副専攻として日本語教育を学んできましたが、実際に日本語教室の授業での生きた日

授業見学の感想(大学生)20250315

今日は毎週教えに行っているビエンホアの大学の東方学部(Faclity of Orientalisme)の学園祭です。赤いのは日本学科の女子制服。白いTシャツは韓国学科なんだけど、制服を見るとホーチミン市にある世宗大王学園のビエンホア校という建前になっているのかな?

#日本語教育 #ベトナム生活

[覚え書き] 自分が「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)はいいな」と思うのは、まがりなりにも「理想」がはっきり記されているから。ヨーロッパの50か国がお互いの言語、歴史、文明の研究をするため、つまり「ヨーロッパがお互いの言語を学び合う」ための「共通の物差し」としてCEFRがある、と。「我々が」学ぶのだと。
一方、#日本語教育 の参照枠では「日本語を学ぶ」人を誰だと想定しているのだろうか。また、日本語の第一言語話者(母語話者)はこの「日本語教育の参照枠」にどう関わるのか。
現状、自分の目にうつる範囲では(勉強不足で申し訳ないが)、舶来の評価基準を手に、「さあ、評価してやるから、何かやってみなさい」と言っているようにも見える。穿ちすぎ? ほとんどの学習者は評価されることを望んではいないと思うのだけど▼
い形容詞(N1程度)【たやすい】[3](中文: 容易) 例: 努力を続けるのはたやすいことではありません。(中文: 持續努力並不是一件容易的事。) 努力(どりょく) 続ける(つづける) #學日語
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当教室でいっしょに勉強している学習者の方、学習開始が40歳代で最初は50音を覚えるのも大変そうでした。さすがにこちらも「向いていないのではないか」と考えたこともあります。しかし、そこから十数年教室に通い続けて、今ではN2、N1相当の日本語の文章も読めるようになり、さらにお一人で日本を旅行してまわっています。ホントに「継続は力なり」。この方(だけではないですが)の努力を見るに、学習途中での「評価」って、あまり意味がないよな、と思うようになりました。誰かからの評価は、学習者本人にとっては、「邪魔」な場合も多々あるような気がします▼ #日本語教育
[日記] 從50音開始了、千里路從踏出第一步開始。
またゼロ初級からのクラスが始まりました。学習者のみなさんの「最初の一歩」のお手伝い。20年やっても慣れません。責任の重さに身が引き締まります。#犬山日語 犬山の授業は見学可能です。教師の方、教師を目指している方、#日本語教育 に興味がある方、お気軽にご連絡を。
[覚え書き]「 #日本語教育 の参照枠」へのとまどい
「言語の使用場面を想定して教える」のもよいです。「言語を使ってできることに注目する」のもよいのですが、「使用」を想定しない言語学習もありますよね。ラテン語や古典中国語、或いはアイヌ語なども口頭での「使用」は想定しづらいですが、学習者はいますし、学ぶ価値はあります。
そして、世界には「使用」を想定しない日本語学習者も多数います。「日本語教育の参照枠」が、そうした人たちを排除してしまうことにならないか、ちょっと不安です。「日本語を使わないけど学ぶ」という人たちも、視界に入っていますか▼
[覚え書き] #日本語教育 で “Can-do” という用語を使用される方、縦書きの文章ではどう表記するのでしょうか。
「日本語」教育なんだから、英単語をそのまま使うのではなく、他の用語を使ってほしいなと自分なんかは思うのですが。すごく違和感を覚えます▼

弊社社内でまったく遠慮せずに日本語だけで会話できるT君(日本在住経験5年、N1取得)が、「スリッパ」の事を「スリーパー」と書いていた。

日本語の促音「っ」は、日本人でも気づいていない人がおおいが、じつは発音はなく、ただ「空気を口から出さずにここで1拍待て」という意味の記号である。拍言語ネイティブじゃない人には若干難しく、最初期に間違えて覚えてしまうとなかなか直せない。T君のように長音と間違えたり、空気を出さないことに気づかないで「し」になってしまっていたり(例:ちょシとまシてください)、全く待たなかったり(例:ちょとまてください)することが多い。

#日本語教育

[覚え書き] #日本語教育 なのに、カタカナ語、外来語の多用?
日本語能力試験の各レベルの名称、みなさんは何と読んでいるのでしょうか。N1→「エヌいち」? 「エヌワン」? 制度が変わってから、もう15年も経ちますが、いまだに慣れません。なぜ「一級(いっきゅう)」ではダメだったのか。日本語の文の流れの中で「エヌ」って発音しにくいと思うのですが。ずっと引っ掛かっています。
また、最近は 「can-do」などと英語をそのまま持ってきた用語も使われています。縦書きではどう表記するつもりなのでしょうか。「日本語」教育なのだから、安易なカタカナ語、外来語の使用は控えてもらえたらなと、街場の日本語教師は思っています▼
[覚え書き] 「日本語教育の参照枠 報告」内のコラムについて #日本語教育
一見「よさげ」な事が書いてあるが、これは賛同できない。何かズレていると思ったのでメモ。以下の6ページのコラム
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/93476801_01.pdf
(学習者を均一な存在と見るのではなく)以下引用「学習者が置かれている様々な背景や社会的な状況に応じて,生活の中で必要な表現や話し方,漢字・語彙を学ぶ,仕事で求められる技能を優先的に伸ばすといったことが大切です」(引用終わり)
うーん、これはどうか。
簡単に「自分の立場」からの疑問点を書いてみる。
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1)「生活の中で必要な表現」とあるが、自分が毎日接している学習者は台湾在住なので「生活の中で」日本語は必要ない。こちらの学習者が日本語を学ぶ目的・理由の第一位は圧倒的に「なんとなく」なので、明確な目的を持って学び始める人はほとんどいないし、そもそも日本語は必要とされていない。
なので、こちらの仕事は、そうした学習者に「言葉を学ぶことのおもしろさ」に気づいてもらえるようにすることになる。
いや、もちろん日本国内の学習者を想定しているのだというのはわかるが、→