8大会連続のW杯出場を決めたサッカー日本代表。その評価はヨーロッパ各国で高まっており、権威的専門誌で知られる『フランス・フットボール』誌が日本サッカー特集を組んだ。同誌編集長が語る本音やMF久保建英へのインタビュー要旨などをお届けする。〈全6回/第2回へつづく〉 2024年、海外サッカーメディアでの大きな出来事といえば、フランス・フットボール誌(以下FF誌)が8月に日本特集号を刊行したことだった。 筆者が知る限り、欧米のスポーツ誌・サッカー専門誌が日本サッカーをこれだけ大々的に取り上げるのは初めてのこと。『日本サッカー特集』と銘打った企画すら、ほとんど見たことがない。しかも表紙から最終ページまで、すべてが日本または日本絡みのことばかり、まさに100%日本特集号である。 表紙は〈FRANCE FOOTBALL〉のロゴの入ったユニフォームを着たマンガ『ブルーロック』の主人公たち。見開きグラビアはスタッド・ランスの日本ツアーとパリ五輪のなでしこジャパン。さらにはブルーロックとコラボするに至った経緯と、日仏でのブルーロックの影響について。父親がフランス人である山口瑠伊(川崎フロンターレ)のページに続くのが、久保建英のロングインタビューである。さらには半生を振り返る三浦知良のインタビューや、日本代表・森保一監督が振り返るカタールW杯の日本対ドイツ戦――。 過去の掘り起こしではセルジオ越後のエラシコ誕生秘話や、日本開催だった1979年ワールドユース決勝を戦ったアルゼンチン代表選手たちの証言。アディショナルタイムでサッカー都市としての東京のレポートと高橋陽一氏への取材。バロンドール連載はアンドレス・イニエスタの日本滞在の足跡ルポルタージュと、日本の投票委員である筆者(田村)のインタビューなどがあり、最後は浦和の街を散策するバジール・ボリの雑感フォト。濃密なページが続いている。 なぜそんな企画が実現したのか。ヴァンサン・ガルシアFF誌編集長に話を聞くとともに、同誌の内容について具体的に紹介したい。まずはその第1回、ガルシア編集長のインタビューから。――他の国ではなく日本を選んだ理由は何だったのでしょうか。
川崎フロンターレがFC町田ゼルビアGK山口瑠伊を期限付き移籍で獲得と発表 「チームのために、勝利のために頑張ります!」
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