「二度の大病を乗り越えました」…宮本輝さんが、足かけ十年かけて初の歴史小説を書き上げた心境を綴る

(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts;(...

Plenty Of Quality

一人の作家の小説を何冊も読むと、パターンが見えてくる事がある。
#宮本輝 には、#流転の海 というバイブルのような作品があって、そこにでてくるパターンが、他の作品にも出てくる。

宮本輝のパターンは、

愛嬌のある若者が年長者から可愛がられて引き立てられて成功する

というのと、

不幸な女性が料理屋をやって成功する

というもの。

#松本清張 は、

ずる賢いインテリの男が素朴な女性を食い物にして、往々にして殺してしまう

というパターンがいくつかあった。

高校生ぐらいの時に「全集を読むと勉強になる」と先生から言われたことがあったが、作家の引き出しとかパターンが分かるのは面白い。作家の限界も分かる。またこのパターンか、大したことないな、と思うこともある。
#夏目漱石 の「名作」たちも元は新聞小説で、毎日盛り上げるための技巧を凝らしたもので、そんなに高尚なものではない、と分かるのも面白い。