結ばれた緻密な春と致すキス タイトルは夏、満ちたれば澄む /袴田朱夏
(むすばれたちみつなはるといたすきすたいとるはなつみちたればすむ)
#回文
#短歌 #tanka #ShukaHakaTanka
匂ふ雨灯火の死に見遣る夜闇に忍びし求め合ふ帆に /袴田朱夏
(にほふあめともしびのしにみやるよるやみにしのびしもとめあふほに)
#回文
#短歌 #tanka #ShukaHakaTanka
なんてしつけいい子いいケツしてんな
#回文
弾み来てついに答えを「和」と記し永遠を得た子に一滴、水は
(はずみきてついにこたえをわとしるしとわをえたこにいつてきみずは)
#回文
#短歌 #tanka
時のよい宵に辰星 川の辺の若い戦士にいよいよの帰途 /袴田朱夏
(ときのよいよいにしんせいかわのへのわかいせんしにいよいよのきと)
#回文
#短歌 #tanka #ShukaHakaTanka
身売る身にまた床濡れか大地の血、抱かれぬ琴、たまに見る海 /袴田朱夏
(みうるみにまたとこぬれかだいちのちいだかれぬことたまにみるうみ)
#回文
#短歌 #tanka #ShukaHakaTanka
死がたわむ、待っている、あと、五、四、三……夜ごと歩いてつまむ綿菓子 /袴田朱夏
(しがたわむまつているあとごよんさんよごとあるいてつまむわたがし)
#回文
#短歌 #tanka #ShukaHakaTanka
なんですか、かすでんな #kaibun #回文
ふと谷に名を呼ばれ行く人形屋銀に悔ゆれば世を何に例ふ /袴田朱夏
(ふとたにになをよばれゆくにんぎやうやぎんにくゆればよをなににたとふ)
#回文
#短歌 #tanka #ShukaHakaTanka
暗いかい? まあ飲め、どう、雪、ああだめだ、ああ九度目の甘い快楽 /袴田朱夏
(くらいかいまあのめどうゆきああだめだああきゆうどめのあまいかいらく)
#回文
#短歌 #tanka #ShukaHakaTanka