> 気候変動の敵として資本主義について語る議論が #帝国主義 を見落としている.. #経済成長 により #温暖化 を加速させ、その最も大きな被害を受けることが懸念されるアジア。アジアを中心に置くと#炭素経済 の 錯綜 した歴史の秘密が.. もしアジアの脱植民地化と帝国の解体がより早く進み、より迅速な経済成長を遂げていたら、気候危機の開始も早かったかも.. しかし気候変動を西欧の問題とし、アジアは #経済的報酬 を受けるべきだとする理解では、大いなる #錯乱 の物語に自ら加担するのと同義だ。
>  .. 気候変動をめぐる政治をブルジョワジー的なモラルの問いに還元し、未来を先取りして技術的解決を問う議論が隠ぺいし、抑圧してきた想像力を取り戻す必要があると著者は主張する...
#三原芳秋#井沼香保里 訳。

#大いなる錯乱  #気候変動 と〈思考しえぬもの〉 (原題) The Great Derangement』 アミタヴ・ゴーシュ著
https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/review/20221221-OYT8T50048/

#アミタヴゴーシュ

『大いなる錯乱 気候変動と〈思考しえぬもの〉 (原題)The Great Derangement』アミタヴ・ゴーシュ著(以文社) 2970円

地球の危機 想像力必要 評・小川さやか(文化人類学者・立命館大教授)  デリーで歴史を学び、英国で社会人類学の博士号を得て、数々の文学賞を受賞したインド生まれのゴーシュ。本書は、彼がシカゴ大学で行った講演を編んだものであ

読売新聞オンライン
>  こうして、21世紀における「 #オブジェクト指向存在論 」「 #アクターネットワーク理論 」「新しいアニミズム」といった新しい思想は、気候変動という危機と人間ならざるものとのかかわりにおける、「思考しえぬもの」の「認知=再認」の問題に呼応しながら登場してきたと言えるだろう。それは、今後ますます増加するであろう、人間ならざるもの(ノン・ヒューマン)が現に、かつ身近に存在しているという「不気味さ」との対峙でもある。
 著者のアミタヴ・ゴーシュは、気候変動そのものが資本主義と帝国によって推進されてきたこと、ポストコロニアリズムと「人新世」的諸問題のつながりを指摘しながら、「惑星的危機」の時代に警鐘を鳴らす。「気候変動の危機はまた、文化の危機でもあり、したがって想像力の危機でもあるのだ」と。
#大いなる錯乱 ── 気候変動と〈思考しえぬもの〉
アミタヴ・ゴーシュ ( #三原芳秋#井沼香保里 訳)