台湾からの留学生の方のスピーチの文字起こしです。
「⾃分の平和への希求を⾃ら裏切らないといけない台湾⼈の苦しみはどのようなものなのか想像してみてください。その苦しみをもたらしたのは「台湾有事」や「台湾問題」という⾔葉に表されているように、台湾のことを領⼟または戦場としてしか捉えない中国、アメリカ、そして⽇本といった⼤国にほかなりません。本来ならば、⼤国が対⽴しながらも共犯関係にある世界の構図こそが、もっと論じられるべきではないでしょうか。しかし、「台湾有事」「台湾問題」という⾔葉が⽇常的に使われる ことで、気がつかないうちに、平和の維持が台湾⾃⾝の「責任」であるかのように論理がすり替えられているように思われてなりません。台湾が抱えている問題の本質は、国際社会から台湾の⼈びとの意思が無視され続けてきたということにあるのであって、それは「台湾有事」あるいは戦争の危機を乗り越えたら解決されるものではありません」
https://www.facebook.com/seiji.uematsu.94/posts/24281639974795451