要約|88. 感応力に勝るもの
『ミーターの大冒険』第20話
時間が封じられたような博物館の中枢で、ハニス・イザルは一人の青年と対峙する。
彼はシンパシオン人、ロン・シンファー。亡きオリンを看取った人物であり、コンシューアムの内部に身を置く存在だった。
精神遮断が完全とされたネオ・エーテルに、なぜ彼は侵入できたのか。
そして彼が語る、感応力すら超える能力――「無謬の直感力」。
それは希望か、それとも破局への予兆か。
ハニスはまだ、その微笑の意味を測りかねている。
この回の核心は、
「高度な感応力や理論をも超える、人間存在の根源的な判断力があるのではないか」
という問いにある。
感応力(共鳴・解析・予測)を極限まで高めたコンシューアムですら、
「無謬の直感力」には及ばないと認めている。
それは技術でも制度でもなく、
ごく稀に生まれる“生の核心からの判断”であり、
補助装置(第二コーデックス)では代替できないものだと示される。

