#PowerShotV1 のステップズーム、しばらく使ってみると滅茶苦茶良いな、という気持ちになってる。

ズームレンズでも焦点距離決めて使えば単焦点で練習するのと同じみたいに言う人いるんだけども、いやそれができないんだよ、気をつけてズームリング回さんと狙った焦点距離に止まらないからぜんぜん意識の流れが違うんだよ、なんて感じてたわけなのだけど。

ステップズームという仕組みは、単純に行ったり来たりできることの他に、この「ピタッと止まる」というのを雑にやってもこなしてくれるというのが最大の魅力なのかもと思い始めた。

焦点距離を決めたら細かい調節無しで思い描いた画角で迷わず撮れる、この感覚ってズームというより単焦点のレンズ交換に近いよな、なんていう。
一眼買ってからわりかし大きな割合の時間を、28mm、40mm、50mm、70mm、85mm、と、ちまちま単勝てん付け替えて撮ってきた自分の感覚として、V1のステップズームがだいぶ似てると感じる。

#PowerShotV1

V1のコントローラーリングという一等地を、ステップズームに使ってしまうのはどうかと思ってたけど、レンズ交換を一手間でできてしまうと思うと、十分一等地の価値があるな、と考えを改めている。
V1のステップズームは
 16mm > 20mm > 24mm > 28mm > 35mm > 50mm
で、倍率は順に
 5/4倍、6/5倍、7/6倍、5/4倍、10/7倍
となっていて、35mmから50mmの間だけだいぶ空いている。この間は、ズームレバーをチョンとやって微調整ができる。
このあたりは割と間の40mmとか45mmとかそれぞれに絶妙な表情みたいなのがあるので。