オリヴィアの姓は「ヴァンキッシュ」
これは「征服する」「克服する」などを意味する英単語。
SISの殺しのライセンスを持った有名なキャラクターといえばジェームス・ボンドで、彼が乗る有名な車のブランドといえばアストンマーチンで、ヴァンキッシュはアストンマーチンが以前販売していた、Vの頭文字を冠するフラッグシップでもある。
作中ではウィリアムの愛車として出てくるけれども、これはつまり「ヴァンキッシュがヴァンキッシュ乗ってる」というくどい設定でもある。とはいえ、本文ではウィリアムやオリヴィアを「ヴァンキッシュ」として表記することはほぼなくて、車も「ヴァンキッシュS」として書いているのは混乱はないはず。
ちなみに、後年オリヴィアがこの車を引き継いで乗ることになる。
オリヴィアは独立してからもM200を愛用しているけど、SISにいた頃使っていたものとは別物。つまり、独立したときに貸与されていたものを返却し(税金で購入したものなので)、独立してから改めて自分の金で購入したものが2025で使っているもの、ということになる。
主な違いは色のみ。もともと使っていたものはタン。自分で購入したものはブラック。
タンカラーのM200は国の命令で人を殺すために使ってきたもので、オリヴィアにとっては血が染み付いているようなものと言える。かといって全く異なるものを改めて所有し習熟する気にもなれず、使い慣れた色違いを、人を撃たない前提で購入した、という流れ。
もっとも、イギリスでの銃の所持は違法なので、非合法な手段で手に入れたもの。
SISとしてはそれを見て見ぬふりをしてやる代わりに、SISの汚れ仕事をさせる口実にするという狙いで放置している。
結果的に、フリーになっただけで秘密情報部の呪縛からは自由になれたわけではない、というのが「2025 VANQUISH」
オリヴィアの仲の悪い相棒、同い年の彼女はジャクリーン・ヘスケス。兄が若手のレーサーで、2019年にF3を走っていた。兄の名前はジェームス・ヘスケス。
兄の名前はF1ドライバーだったジェームス・ハントから。姓は彼が走っていたチーム「ヘスケス」から。
兄妹は英国貴族ヘスケス卿の子供達だったけどコロナの影響で稼業が転び、多額の借金を抱えて父が自殺。ジェームスはレースをやめ、借金取りへの返済と妹を養うために、ナイトと名乗る女性に唆されて、マクラーレンによる最速の運び屋を英仏間で行うことになる。
妹のジャッキーはとても聡く、かつ強い独占欲と猜疑心を持ってナイトを警戒し、兄の補佐としてwebの授業をほったらかして共に運び屋を行うことになった。
マルセイユのマフィアから人気があったのは度胸のあるジャッキーで、彼らの話を書いた「THE MULE」においては感情剥き出して暴れるとても書きやすいキャラクターだった。
極度のブラコン。
ちなみに、物語後は名を変えて「ジュディ・ハント」(兄はジョニー)となって、V機関の庇護下にいる。
オリヴィアの独立に合わせて二人で便利屋を始めるも、性格は水と油。いつも喧嘩している。