《バタイユによれば人間の生の目的は「栄光」にあるという。それは生産に目的づけられた生の外部にある。「いかなる目的も持たないこと、そして、原因となって何かの役に立たないこと、このアリアドネの糸をニーチェは決して見失わなかった」。
永劫回帰は、各瞬間を無動機的にし、生を目的から解放する。永劫回帰、それは、生の各瞬間がもはや無動機的になっている人間の砂漠に他ならないのである。》――木澤佐登志「もううんざり! 競争社会から降り始めた現代のディオゲネスたち」
https://gendai.media/articles/-/106666?page=6

#永劫回帰 #ニーチェ #バタイユ

もううんざり! 競争社会から降り始めた現代のディオゲネスたち

私たちはなぜ有用な人間であることを証明しつづけなければならないのか? 「生産性」という病に取り憑かれた社会を解剖し、解毒剤を練り上げる、気鋭の著者による待望の新連載! 第1回は、寝そべり主義、#最後の世代、ゴブリンモード、大量離職、サイレントテロなど、生産性のロジックを基盤とした苛烈な競争社会に対して静かなる抵抗を始めた、「現代のディオゲネスたち」を追う。

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