#ハラリ#サピエンス全史 読んだけどすごい本だった。「原罪」ってこういうことなのか。アボリジニもネイティブアメリカンも、他の動物から見たら「被害者」ではない。他の動物の種族を滅ぼした加害者だ。
唯一、アフリカ人はその「原罪」から逃れられるが。他の動物を絶滅させていないので。
あと、宗教の教義を否定しているのだが、宗教関係者はそれについて文句を言わないでいいんだろうか?このことが世界的にスルーされて、この本がベストセラーになっているのが不思議だ。
この本、宗教の教義だけじゃなく「誰もが持つ#基本的人権」というものも否定している。これは左翼も黙っていられないはずだが左翼が怒ったという話も聞かない。
一番ショッキングなのは、家畜の悲惨な状況に関する記述だった。地獄のような。
宗教に関しては私もハラリの意見に賛成なのだが、でも、宗教を否定してしまっていま宗教を支えにしている人の心の支えを外していいのか?という懸念を持っていたので否定してはまずいんじゃないかと思っていた。また、こう言ったら宗教は否定出来るはず、という説得力のある説明をハラリはしているのだが、つまり宗教にとっては大変マズいことが書かれているのだが、この本がベストセラーになっているにもかかわらず宗教は消えていないし宗教を支えにしている人が自暴自棄になっていないのが不思議だ。