昨晩、『RRR』観てきました。
いやいやそうはならんだろ、のハチャメチャアクションシーン(いっぱい)・ナートゥダンス・野獣がとびだすところ・最強肩車アタックなど笑えるところがたくさんあって、とても面白かったです。なかでも全編に散りばめられた暴力の多さ。特に驕りたかぶったイギリス人を叩きのめす映像で、スカッとした人も多いのではないでしょうか。弊アカウントももれなくスカッと楽しくぶちのめすシーンでテンション上がりました。血しぶき最高。  

なんですが、エンディング映像で流れた眼鏡のおっさん(キラキラしてましたね)を見て背筋が寒くなり、さっきまでのアゲアゲテンションが彼方に消えたまんまパンフを買い家路につきました。🎥

気のせいであってほしいと思いつつパンフレットを確認。案の定チャンドラ・ボースで天を仰ぐしかなかったです。第二次世界大戦でよりにもよって日本軍につき、インパール作戦(① に参加してたチャンドラ・ボース。日本のどっかの方々は、インパール作戦によってインドの独立が進んだとか恥ずかしい誇大妄想も甚だしいこと(② をインターネットの海に流しているあのチャンドラ・ボース。

#RRRMovie #rrr #ネタバレ感想

現在のモーディー政権で拡大しているヒンドゥー至上主義を盛り上げかねない映画に、外国人である弊アカウントは何にも考えずに面白がって腕が折れたり首をひねられるイギリス人が倒れるたんびにテンション上がっていたわけです。ナートゥダンスかっけぇ!!!!アカデミー賞そら取るよな!!!ってテンションあがったまんま映画観てた己自身を鞭で打つべきでした。このくそたわけがよ。

ヒンドゥー教・シク教・ジャイナ教・仏教・イスラム教・キリスト教他様々な宗教や民族が混じるインドにおいて、ヒンドゥーが最高!!カースト制もしかたないよねっでも大丈夫史実ごっちゃまぜのフィクションです!!!という建前もかなりスレスレ。わざとやっているだろあの展開と内容。

いやでも、わかるよ。アカデミー歌曲賞とった映画だし、そんな現実のきついところ無視して面白がるだけで良いとしたい気持ちもわかる。そうだよな、フィクションを楽しむだけで現実をないがしろにしているとは思いたくないもんな。
でも弊アカウントはにわかオタクなので、フィクションが現実を変える力をかなり信じています。あれで『自信』がついてぶよぶよに大きく膨らんだナショナリズムがどう転ぶかなんて、今更考えたくもない。
#RRRMovie #rrr #ネタバレ感想

ヒンドゥー至上主義(③を賛美しかねない展開、どうしてガンジーやネルーが登場していないか理解できてしまった。かつて踏みつけられた側が今は別の何かを踏みつけつつあるのに、それを見ないふりして映画でゲラゲラ笑えるのは難しい。
本当に映画は面白かった。とても面白かったからこそ、昔の日本やいろんな国がやったプロパガンダ映画・戦意高揚映画を滑稽だなって思えないんですよ。
あれに嵌ったひとの気持ちがわかってしまった。マジで。

肩車アタックで撃破されるべきなのは、スクリーンの中にある悪役イギリス人ではなくて、楽しい気分だけ消費する幣アカウントだった。

①インパール作戦についてNHKが分かりやすかったのでURL(https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pmYRGOyvOZ/)『戦慄の記録インパール』

②関東学院大学経済学部総合学術論叢『自然・人間・社会』第42号 インド人の戦争体験―インド国民軍と労務隊 著:林 博史

③独立行政法人日本貿易振興機構 アジア経済研究所 
インドのポピュリズム モーディー政権下の『世界最大の民主主義』

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①~③のマークは後で弊アカウントが読み返す記事のナンバーです。