#20230420nn 日本経済新聞 朝刊
Deep Insight
インド経済、楽観は禁物 プリンストン大学客員教授 アショカ・モディ氏
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モディ政権は厳しい現実の直視を拒否してきた。#2014y に政権に就いてから、雇用に関連する統計や調査を次々に廃止した。唯一残っている政府の雇用調査も、四半期に1回と大雑把な上、サンプルが小さく実態が見えない。
エコノミストやメディアは民間の雇用統計を頼りにしているが、こちらも調査方法が雑であてにならない。直近の民間統計によるインド全土の失業率は8%前後だが、実態は遥かに悪いと推測する経済学者が多い。
政府は基本的な学力調査も怠っている。生徒の欠席率の実態も分からない。インド政府の最優先課題はまともな統計・調査の整備だろう。