#20230408nn ぷりずむ 温泉からゴールドラッシュ?藻を利用し金回収に成功
海洋研究開発機構(JAMSTEC)とIHIの研究グループは、玉川温泉(秋田県仙北市)で温泉水から金の回収に成功した。
金鉱脈はマグマに含まれる金が地下深くで高温高圧の熱水に溶け出し、地表近くで固まったものとされる。そこで、マグマに近い温泉なら高濃度の金が溶け出しているのではないかと考えた。 「特に高温で日本有数の強酸性の玉川温泉なら一段と溶け出しやすいと予想した」。
回収の鍵を握るのは、IHIが開発中のシアノバクテリア。金属を吸着する性質を生かし、藻のシートに金を吸着させて濃縮する仕組みを確立した。昨秋、藻のシート1トンあたり最大30gの濃縮を確認した。
世界の主要金鉱山でとれる金は、平均で鉱石1tあたり数gとされる。「藻の吸着を利用した温泉からの金供給コストは、他鉱山の平均コストよりも安い」。
課題は、藻を大量に培養する仕組みをどう確立するかだ。