
2025年3月6日 20:47
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Dialogue for People理事で弁護士である在間文康の寄稿、前編です。災害関連死はどのように認定され、何が課題となっているのか。 #D4P
d4p.world/30872/
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#D4P #政治 #災害関連死
"災害関連死と認定されることは、ご遺族にとって大きな意味を持ちます。
経済的には災害弔慰金の支給だけでなく、義援金や震災遺児への奨学金の支給要件にもなります。また、慰霊祭への参列や慰霊碑への刻銘など、災害の遺族として扱われる基準ともなります。さらに、ご遺族の多くが抱える自責の念や後悔の気持ちに対して、「災害が原因だった」と公的に認めることで、その哀しみを和らげる意味も大きいです。
それに加えて、災害関連死と認定されることは、将来の再発防止にも繋がるものです。
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災害関連死を繰り返さない―遺された声を社会へ(弁護士・在間文康さん寄稿)【後編】 - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)
https://d4p.world/30952/
#D4P #政治 #災害関連死
"「審査基準があること=公平・適正な判断」というわけではなく、事案毎に事実関係を丁寧に収集、評価して、相当因果関係の基本的な考え方に則って審査していくしかないわけです。
私としては、むしろ、基本的な判断枠組みや事実関係の把握方法、資料の収集方法などを定めた審査「指針」を設けることが望ましいと考えています。
認定プロセスの課題は、これ以外にも数多くの問題があるのですが、こういった基本的な審査のあり方についての議論が十分に進んでいないことはもっとも重い課題であると感じています。
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災害関連死を繰り返さない―遺された声を社会へ(弁護士・在間文康さん寄稿)【前編】- Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)
https://d4p.world/30872/
#D4P #政治 #災害関連死
"災害関連死は避難所だけでなく、被災者の状況把握が困難な場所でも発生するということです。また、発災から数ヶ月、数年が経過した後にも発生しているのが現実です。その背景には、時間の経過とともに、被災者の方々の抱える悩みや問題が多様化、複合化していくという実態があります。
災害関連死の防止策として、避難所の環境改善が挙げられることが多いです。それ自体は間違いではありませんが、それだけでは災害関連死を防ぐことはできないわけです。
場所や時間を限定した画一的・物理的な支援だけではなく、「人」に着目した、継続的で多様な視点からの支援が必要不可欠と言えます。
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災害関連死を繰り返さない―遺された声を社会へ(弁護士・在間文康さん寄稿)【前編】- Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)
https://d4p.world/30872/
#D4P #政治 #災害関連死
"災害関連死の公的な定義として、内閣府が平成31年4月に示した、
「当該災害による負傷の悪化又は避難生活等における身体的負担による疾病により死亡し、『災害弔慰金の支給等に関する法律』(昭和48年法律第82号)に基づき、災害が原因で死亡したものと認められたもの(実際には災害弔慰金が支給されていないものも含めるが、当該災害が原因で所在が不明なものは除く。)」
というものがあります。
この定義は、認定された件数をカウントする上では意味がありますが、「認められたものが災害関連死である」というトートロジーになってしまっており、災害関連死をどう認定していくかの拠り所になるものではない点で注意が必要です。
一方、法律上、災害関連死は定義されていません。
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災害関連死を繰り返さない―遺された声を社会へ(弁護士・在間文康さん寄稿)【前編】- Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)
https://d4p.world/30872/