レイエスが3打数3安打1四球3得点…日本ハムは開幕カード3連勝■日本ハム 7ー5 西武(30日・ベルーナドーム) 日本ハムのフランミル・レイエス外野手が30日、ベルーナドームで行われた西武戦で3打数3安打1四球3得点の活躍を見せた。開幕カードは驚異の打率.545(11打数6安打)で、球団63年ぶりの引き分けを挟まない開幕3連勝を引き寄せた。新庄剛志監督も「簡単に打ちますね」と驚くほどの打棒だが、体重135キロとは思えぬ“足”での貢献も見逃すことはできない。 胸元でギラギラと輝くゴールドのアクセサリーが揺れる。初回2死から三塁線を破る鋭い当たりを放ち、悠々二塁に到達。野村の左中間への適時二塁打で先制のホームを踏んだ。1-1の3回1死一塁からはストレートの四球を選び、野村の決勝3ランをお膳立て。5回2死からは遊撃への打球を源田が弾いて中前へと転がる間に巨体を揺らして激走して二塁を陥れ、野村の2号2ランを呼び込んだ。「やる気に満ち溢れていて、やることをやったって感じかな。本当にこの結果に満足しています」と胸を張ったレイエス。5回の好走塁には「一塁を回って見たときに、外野からボールが結構離れていたので行こうと思いました」と事も無げに振り返った。 来日1年目だった昨季は開幕から調子が上がらず、打率.211で5月13日に登録抹消となった。6月15日の再昇格後は本来の力を発揮し、最終的には打率.290、25本塁打、65打点という成績を残した。新庄監督も冗談交じりに絶賛「1000万円くらいするネックレスがよかった」 2年目を迎えた今季は、開幕戦で1号ソロを放つなど3試合で打率.545。「やはり昨年は来日1年目ということもあって、結構プレッシャーがあって、自分がやらなきゃという感情的な部分が出てしまい成績が下がってしまった。(2軍調整で)鎌ケ谷に行ってから、いろいろな人からサポートを受けて、学んで、(1軍に)戻ってきてからも新庄さんやコーチ、選手がサポートしてくれたので、そこから自信がついてきて、今はずっとポジティブな気持ちでいられてます」。心の安定がロケットスタートを生んだ。 そんな助っ人について、指揮官は「簡単に打ちますね。多分ね、1000万円くらいするネックレスが良かった。あの重さが重心を低くしている」と冗談交じりに称えた。 引き分けなしでの開幕3連勝は、球団では東映時代の1962年以来、63年ぶりの快挙。レイエスは「ハッピー。ベリーハッピー。春季キャンプに遅れて合流しましたけれども、母国でやってきた練習が今の結果に繋がってると思います。本当に嬉しい」と語気を強める。打つだけではない。チームのために走塁も全力の助っ人がいるから、今の強さがある。(町田利衣 / Rie Machida)
新庄監督と笑顔で握手するレイエス(2024年撮影) 日本ハムと複数年契約で来季以降の契約延長に合意したフランミル・レイエス外野手(29)が21日、自身のインスタグラムのストーリーズを投稿した。日本ハムのユニホーム姿のレイエスの上部に「Hokkaido Nippon-Ham Fighters My Home Forever」という言葉を添えた。北海道日本ハムファイターズが私の永遠のホームだ、という言葉で契約延長の喜びを示した。【関連記事】日本ハムニュース一覧
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