相互関税公表を機に米国株式、米国債、ドルの「トリプル安」の流れとなったが、ドル資産への信認低下は、関税引き上げによるスタグフレーション懸念のほかにもトランプ減税による財政赤字の動向やFRBがインフレ期待を抑えられるかなど米経済へのより広範な不透明感があり、信認回復の要因は当面、見当たらない。