Canon T80 Art Robot
20260310:段落が崩れるのは修正不可と判断、再投稿することにしました
20220926:白ワイン一杯だけ、テキスト修正
20220918:テキスト追加/修正、写真追加
20220828:テキスト追加/修正、写真追加
20220810:公開日を2022/08/28に変更
20220707:テキスト追加
20220521:酒の量を減らさなあかんな、テキスト修正
20220113:ワインストックが8本はアル中の仲間入りかな?テキスト追加
T80ボディの写真ってゴミが付着してるから、今度の昼間で撮り直そう
それにしてもワインが進む
20220116:やっと新しいワインが届いた、チリでハズレはないね、テキスト修正
20220115:安物二本目を開けて見たんだが、案外飲める、テキスト追加
20220111:安物が残り二本もあるよ・・・どうするの?、テキスト追加
20220110:安物ワインって本当に味しないよね、テキスト追加、修正
20220109:こんな夜中で駄文を書いてるやつってオレくらい、テキスト追加お正月の雰囲気が年々薄れてます。
特にこの三年は景気も悪いのか、テレビがネットに食われてるのか、年々お正月らしい雰囲気がなくなってきています。
海外にいるから録画番組を見てるだけですが、国内にいるみなさんはもっと強い違和感を感じているのではないでしょうか。
お正月の風景と言えば、やっぱり雪景色を思い浮かべます。
中学校の頃は、遅くてもクリスマスの数日前には大雪が降って、「ホワイトクリスマスだ!」と意味不明なことを周りの人に言って同意を求めてました。
それが最近ではお正月を過ぎても雪がほとんど降らなくなりました。
降っても申し訳程度で、積もったりはしません。
異常気象は確実に起きていると思います。
地球爆発まで、フィルムで写真を撮りましょうね。
Canon T80
アートロボ
アートロボは国内のキャッチコピー。
ユニークで親しみ安く、語呂合わせもあったと思います。
しかし北米向けに売り出す際、和製英語はイメージしにくいかもしれません。
北米では
“The New Vision of Photography”
“Auto Focus Camera”
“The New Vision of Photography”
に付随して
“Choice, Not Chance”
(偶然ではなく選択)などがあります。
いずれもオートフォーカスをイメージする内容のようです。
(M42 ⇒ FD アダプター)
フィルムカメラはFシリーズやAシリーズなど数台持っています。
他にもM42マウントのフジカや朝日光学のものを、不注意で手に入れてしまいました。
そんなに使わないけど、この時代のカメラって愛嬌があって、ついつい手を出してしまいます。
値段も安いから、動かないやつはどこに飾るか予定はないけど、オブジェにできます。
それか後から売れるとか、自分への言い訳をつけて自分を騙しながら、安く遊んでいます。
ジャンクコーナーの常連であるTシリーズ。
手に持っているこれも状態は非常に良かったです。
ミラーショックを吸収するウレタンスポンジも、見ての通りきれいに残っています。
このときは(T70かよぉ)いらないな……と今は後悔しています。
あとから知ったorz
今めっちゃ欲しいです。
安いものを探す中で、ハードオフをはじめとするリサイクルショップは、機会があれば必ず通っています。
そこで、如何にも中二病が引っかかりそうなプラスチック製のキヤノンACレンズを見つけました。
もともとはキヤノンの実験製品AF35-70/F4を探していたのですが、不注意でAC35-70を見つけてしまい、108円で買ってしまいました。
そう、税抜きで考えるとワンコイン、極悪のお値段です。
このAC35-70は、裏を見れば分かる通り、FDマウントに端子がついています。
FDマウントなのにEFレンズと似た端子が並んでいます。
知識がなかったのでACレンズをググってみたら、同じACシリーズとして、他にも1.8/50と70-200が発売されていたことを知りました。
望遠の70-200はあっさり手に入れましたが、最後の一本である1.8/50は出荷本数が少なかったのか、100km圏内の有名リサイクルショップを回っても見つかりません。
ヤフオクでも実はそんなに出てこない、ちょっとしたレア品です。
しばらくウォッチしてからようやく、お目当ての1.8/50がT80とセットで売られているのを見つけました。
内心(カメラはいらねーんだけどな……)と思いました。
AC1.8/50単体よりも気持ち高めの価格と感じるのは言うまでもないですが、セット売りの特徴は「最近まで使ってた可能性が高い」を考慮すれば、本当の良品に出会えると思いました。
そんな感じでT80本体とデータバックもついて、まさかのフルセットが揃ってしまいました。
(データバックは液晶の液漏れだけど、通電すれば動きます)
キヤノンTシリーズこれまでのカメラは、外装に板金を使っていました。
時代とともに部品によっては樹脂を使っても、金属っぽい外見を踏襲しています。
それをTシリーズはこれまでの常識を破って、伝統的な外見を捨てました。「樹脂ダヨ!」を表に打ち出しています。
この樹脂感満点の外観でも、実は成形品表面に色ムラが出ないよう、しっかりグレー色に塗装されています。Tシリーズは、
T50(1983)、巻き上げ自動化(巻き戻しは手動)
T60(1990)、海外専用、国内未発売
T70(1984)、巻き戻しも自動化、右肩に設定内容が目視ですぐわかる液晶を追加
T80(1985)、そして実験機のT80は専用AFレンズをセット
T90(1986)、Tシリーズ最終作。なぜかACレンズが使えない T60は国内発売していないので、T50、T70、T80、T90は1983年から連続して発売されています。
T80はわざわざ専用オートフォーカスレンズを三本も発売したのに、翌年1986年に発表したT90にはAFレンズは対応していません。
T90の外見はこれまでのTシリーズと明らかに違っています。
Tをつけているだけで、別の家の子と言われても信じます。
系列で見ると、曾祖父さんの代から枝分かれした遠い親戚的なイメージでしょうか。
妄想ですが、次期EOSシステムを開発している中で何らかの問題で発売日が間に合わず、仕方なくTシリーズとしてとりあえずボディだけでも使おうぜ?的なノリで発売された気がします。
ちなみに国内のTシリーズはT90で終わりました。
海外ではT90以後、なぜか1990年にT60を発売しています。
(二重アダプター : カメラボディ + FD ⇒ M42 + M42 ⇒ DKL 、無限遠も出ます)
Tシリーズを開発している途中で気づいたのか、それとも最初からその方向に向けて進んでいたのかはわかりませんが、当時日本は高度成長期真っ只中で、給料が上がって生産コストも数年前より跳ね上がっていました。
コストを抑えるためにも板金部品を減らし、より安い樹脂成形品を増やすしかなかったでしょう。
オートフォーカス機能を実験するためにAF35-70とAC35-70で実験したものの、レンズに機能を詰めすぎて価格もサイズも重量も増え、肝心のAF精度はミノルタが発売したα-7000の前に明確に差を感じさせられたと言われています。
FDマウントはこれ以上戦えないと当時の技術者が判断した最大の理由が、そこにあったのかもしれません。
*1:樹脂ダヨ!:この金属から樹脂化する流れは時代がそうさせています。
極端な例を挙げると、拳銃もその傾向にありました。
ヨーロッパ、オーストリアのGLOCK社も1983年頃からGlock17(当初Pi80)を軍に納品しています。
もちろん外見は樹脂ダヨ!です。
最初はみんなにバカにされていましたが、軽くて丈夫で性能も高く、今ではFBIなどの法執行機関にも採用されています。
*2:T80専用ACレンズは、取扱説明書にも書かれている通り、T80専用のACレンズです。
なぜT80専用なのにACレンズにしたのかはわかりません。普通に考えてTレンズとかでもよくない?
ACレンズの外見はT80と同じグレー色。
そこからも「T90は対応しない」とT80を設計した時点で決まっていた仕様かもしれません。
別の記事を読んだところ、このT80はミノルタα7000の二ヶ月後に発売されてAF機能で惨敗したから廃止したとも言われていますが、どうなんでしょうね。
*3:T90はFDマウント最後のプロ仕様カメラ。
New F-1もプロ仕様最終機と思われがちですが、電子化は最小限で、1981年時点であの性能ではやや遅れ感があったと思います。
それを補う意味でも、T90はFDマウントとして出したのかもしれません。
*4:T60はOEM製品で生産元はコシナと言われています。
キヤノンが初めての外注生産でコレクターズアイテムだそうですが、OEMどうこうよりも、なぜ1983年時点でナンバーリングのT60を飛ばしていたのか、なぜ1990年にナンバーリングが復活したのか、そっちが気になります。
*5:α-7000を体験したことがないので比較できませんが、T80のオートフォーカス精度はそこまで酷いものではありません。
ついつい寄り道してしまいました。
でもTシリーズの話をしてるので、脱線でもないと思います。
取りあえず、ピンポイントでT80に戻りましょう。
T80
本体価格:85,000円
レンズ付き:128,000円
(レンズ35-70単体で43,000円、専用レンズなのに強気!)
T80がTシリーズの最終仕様のフラッグシップ機で、ACレンズのモーターを駆動するために電池四本を入れるスペースが必要だったため、これまでのTシリーズ兄貴分二機よりも明らかにサイズアップしています。
ナンバーリング上はT90が最終作ですが、外見と操作方法を見てもわかる通り、T90はもしかするとF-1のような売り方を考えていたかもしれません。
いずれにしてもプロユーザー向けEOS-1の雛形として、明らかに別次元の機体だと思います。
T80の不足点を敢えて言うならば、
・サイズが大きい
・AF精度がやや迷う
ちなみに初期型FL*レンズを装着するとシャッターが1/60に固定されてしまう鬼畜仕様も理解できません。
*FLマウントは初期型と後期型に分かれています。
初期型FLレンズはマウント部分が僅かに盛り上がっており、T80のマウント部にある1/60スイッチと干渉します。
(所持しているFL2.5/35が該当品でした)
通常のキヤノンFDマウントカメラでの使用は問題になりません(T80を除く)。
干渉問題点といえば、初期型FLレンズはFDマウントアダプターと干渉します。
レンズ後方の円形突出部がアダプター側のレバーに干渉します。
対策としていくつか選択肢が考えられます;
対策1▲アダプターのレバーを曲げて対応
(キッチリしたい方には違和感しかない)
干渉しないアダプターは知りません。何個か試しましたが全滅。
対策2▲ドーム部分を削って干渉原因を無くす
(変人中級者向け)
1:不可逆破壊、好みで分かれる。そして削った穴が目につく
2:道具(ドリル、ヤスリ)必須
対策3▲レンズ後部のカバーを外す
非破壊改造で可逆対応可能、使用上問題はないが違和感はある
対策4▲アダプターを改造する(変態上級者向け)
レバーの位置を後ろにずらす改造が必要、改造できるタイプとできないタイプに分かれる
感想:そこまでしてFLに思い入れはないので、外すか削るかで対応してください。
どこのメーカーもそうですが、転換期の機種は必ず中途半端な機能がついています。
そう言えば、そもそもTシリーズの「T」って何?
ざっとググってみてもそれらしい答えはありません。
Aシリーズはほぼオート(Auto)のAで間違いないでしょうが、Tに至ってはTrans? Transformation? Transpose? Trend?
とりあえずここら辺のT系文字を思いつきます。
ちなみにウルトラDとしてTurnやTwistは多分ないと思います。
調べるついでに、EOSってもともとは「Entirely Organic System」の略だった。
だれやねん?!そんな捻くれた名称は誰が付けたんだよ。
「わざと小難しい言葉を並べてもユーザー覚えられないって」って言われてたと想像できますし。
途中で直感でEOS = Electro Optical Systemに変えたのは正しい判断だと思います。
どっかでTの説明が転がってたかもしれませんが、それ以上Tについて調べる気はありません。
T80から機体上部に液晶表示が標準装備になったので、今まで軍艦部にあったダイヤルを全てなくしました。
できる限りデジタルを全面に押し出して、機体の設定内容を一箇所で「見える化」したのはすごい進化だと思います。
フィルムの残数、ISO、撮影モードなどの設定はすべて右側の液晶で確認できます。
また、電源をオフにしても裏蓋を開けてしまわないよう、一目でカメラの中にフィルムの有無と枚数表示を残しています。
フィルムカメラ特有の外観と色からだいぶかけ離れているので、「キヤノンだよ~」感は薄いです。
メカニカルシャッターはこの時代から使用されています。
触ったりしない限り壊れることはほとんどありませんが、摩耗品で何らかの原因で壊れることはあります。バッテリーは単4×4本、要するに1.5V×4本=6Vで動いています。
理論で考えるならば、リチウム電池でもこのバッテリー室に入れられるなら動きます。
(電圧を間違えるとカメラは壊れるのでやめましょうね)
バッテリー室
カバーはネジで止めてます。
ネジを軽く指で押し込めば回せるので、この設計は嬉しいです。
(コインで回すタイプが主流ですが、最近コイン使わないからね~)
裏面
ロック、Aモード、タイマーも一箇所にまとまっています。
巻き戻しは丸ボタンを押し込んだ状態で右側にスライド、この間違い防止機能は結構大事です。
外見を大事にしてA-1時代はパームグリップをオプションで付けていました。
見た目よりも機能性なのか、当時のカメラはほぼみんなグリップ付きが便利だよね?という考えに変わりました。
強いて言えば、T80のグリップでも小指の引っ掛ける場所がなくてちょっと寂しい。
どうせならグリップ部分を一番下まで付けてほしかった。
◆Aシリーズでも自動巻き上げ機能=パワーワインダーがオプション販売で、別途単4×四本必要でした
◆T80はパワーワインダーの機構を踏襲しているのか、同じ単4×4本で動作します。
T80のような自動巻き上げカメラの利点は、撮影者がファインダーから目線を外さないで次々とシャッターを押せることです。
手動巻き上げには到達できない境地で、特に動く被写体には強いと思います。
新聞社のカメラマンでもT80はそこそこいい選択肢と思いますが、実際使用された台数は調べてないのでよくわかりません。
自動巻き上げ機能の有無は確かに便利ですが、最近T80でいくつか問題点を見つけました。
これまでのレバー巻き上げフィルムカメラと何が違う?
半コマ写真
◆自動巻き上げは基本的にきっちりした枚数しか撮りません。
*フィルムメーカーによっては長めに入れてくれる場合もありえりるが、少ない。
裏蓋を締めるとフィルムをプログラムで所定位置まで自動装填します。
フィルムをギリギリ装填しても、必ず二回切ります。
2コマではないが、手動よりも長めに巻き上げる構造になっているので諦めるしかありません。
T80を作った時代はフィルムも現像費用も安かったから気に擦る必要はありません。
今は費用もそうだけど、アナログ的な部分を楽しめる一つのポイントとして考えている人なら覚悟を持って付き合ってください。
<キワモノ余談>
▲T80は自動巻き上げ機能がついているから、半コマは構造上できにくい。
フィルムを取り付ける際、頭出しの部分に別のフィルムをセロハンテープでくっつけて伸ばせば、似た効果は作り出せます。
▲T80は無理ですが、フィルムを取り付ける際、暗室(袋or布団)の中で巻き込めば、上のような半コマの画像部分が増えます。
カメラや操作の仕方によってズレるので一概に保証はできませんが、やってみると面白いと思います。赤外線フィルム
巻き上げ機能とは関係ない別の話。
◆赤外線フィルターR720をつけるとシャッターが押せなくなります。
最近になって分かったことで、まさかの状況に驚いています。
恐らく距離測定のセンサーはレンズから入ってくる光の量が少ない(赤外線フィルターでカットした)ため、カメラの距離計が反応できなくなるほど暗く、AFも動作しません。
1/60スイッチと干渉
(純正品 EXAKTA ⇒ FD アダプターを装着、EXAKTAレンズの場合、ヘリコイド調整しないと無限遠はでません)
◆1/60問題(1/60はフラッシュ連動時でも表示されます)
上にも書きましたが、アダプターさえあればM42でもニコンFでも使えるのに、初期FLだけは狙い撃ちされたかのようにつかえません。
FLレンズを買うときは注意してください。





















